『鋼の錬金術師 完結編』予告解禁で内野聖陽“お父様”が登場 原作・荒川弘「本当に全部が見どころ」
人気グループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が主演する、映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(5月20日/6月24日公開)。2017年12月に公開され、興行収入約12億円の大ヒットを記録した『鋼の錬金術師』の続編となる今回の実写映画では、二部作で原作の最終話までを描き切る完結編となる。このほど、二部作をつなぐ「完結予告」、登場キャラクター14人が集結したポスタービジュアルが解禁。あわせて『復讐者スカー』を鑑賞した原作者の荒川弘氏からもコメントが到着した。 【動画】実写『ハガレン』完結予告“お父様”の姿も… 完結予告では、主人公であるエドワード・エルリック(山田)の「ちょっと行ってくるわ 鋼の錬金術師 最後の錬成にな」という名ゼリフとともに幕が上がり、悲劇の引き金となったイシュヴァ―ル殲滅(せんめつ)戦の凄惨(せいさん)な場面、エルリック兄弟に立ちはだかり自身もホムンクルスであるという秘密を持つアメストリス軍の大総統キング・ブラッドレイ(舘ひろし)、国家錬金術師の連続殺人犯として登場する”傷の男”スカー(新田真剣佑)の隠された過去と、恨みをエドにぶつける姿、物語の初期から登場し“嫉妬”を司るホムンクルスのエンヴィー(本郷奏多)など、それぞれの戦いに挑む各キャラクターたちが登場する。 そして『最後の錬成』でその全ぼうが明らかになり、ホムンクルスたちの生みの親でもあり、国民の魂と引き換えに”完全な存在”になることを企てる、最後の敵である“お父様”(内野聖陽)も予告に登場。そして映像内には“お父様”瓜二つの姿であり、エドとアルの父親でもある、ヴァン・ホーエンハイム(内野聖陽)も登場し、“お父様”の激しい攻撃からエドたちを守る姿も映し出されている。この2人は過去に何があったのか、すべてのカギを握るヴァン・ホーエンハイムの正体とは。『最後の錬成』で明らかになる真実とは。 このほかにも、ヒロインかつ機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベル(本田翼)が泣き崩れる姿、焔の錬金術師であるロイ・マスタング大佐(ディーン・フジオカ)、今作から登場するオリヴィエ・ミラ・アームストロング(栗山千明)をはじめとしたとしたアメストリス軍の面々、そして東の大国であるシン国からやってきたリン・ヤオ(渡邊圭祐)も登場する。 映像の最後には、エドの弟のアルフォンス・エルリック(水石亜飛夢)が「あとは兄さんを信じる」と告げ、エドが「やめろ!」と絶叫する中で、錬金術を発動する姿も…。“お父様”とのすべてをかけた戦いの先に待つものとは。求め続けた身体と引き換えに兄弟が出した最後の答えとは。兄弟が歩んできた長い旅が、ついに完結する。 荒川氏は「原作が凝縮されているので、イベントが目白押し。本当に全部が見どころなので、原作ファンのみなさまにもぜひ観ていただきたいです。『最後の錬成』が楽しみです!期待しかないですね!」と『復讐者スカー』への満足感をあらわに。 さらに「エドたちとシン組が戦うシーンからワクワクし通しでした。中でもランファンはとてもカッコよかったです! エド役の山田くんも、ますます演技の感情の幅が豊かになって、とても魅力的な主人公になっていました。あと翼ちゃんの泣く演技には、もらい泣きしてしまいました。でも、一番泣いたのはフー爺さんのところ。あぁ、実写だとこうなるんだなと。自分で描いたお話なんですけど、CGの進歩のすごさとあいまって、終始新鮮な気持ちで作品を楽しむことができました」と作者視点での見どころを語っている。 ポスタービジュアルでは、14人のキャラクターそれぞれが最終決戦へ向けて覚悟と決意の眼差しを見せており、その中心には、エドとアル、そして“お父様”の姿も。原作で描かれてきた世界観やストーリーの壮大さを感じさせるビジュアルに仕上がっている。