Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

巨人6000勝の軌跡~1700勝 相手のエラーで得た1点を守り抜き、堀本完封勝利

配信

スポーツ報知

 巨人が19日の阪神との開幕戦(東京ドーム)に勝利し、球団通算6000勝を達成した。  スポーツ報知では、「巨人6000勝の軌跡」と題して、1000勝から100勝ごとの節目勝利を、当時の記事で振り返る。  * * * ◆巨人1-0国鉄(1961年7月8日・後楽園)〔勝〕堀本(20試合7勝4敗)〔敗〕金田(26試合15勝2敗)  1人目の打者鈴木に投げた堀本の首筋が汗でテラテラ光っている。金田は投げる前から膝から太ももにかけてズボンがぐっしょり。本年最高の34・2度という暑さは午後7時でも30度と衰えない。「自分が暑い時は敵もまた暑い」と大声でベンチで唱えていた金田は快調にスタートした。1回国松、安原を連続三振。巨人は一塁に藤尾を入れた“金田打線”だ。思わぬところから巨人に1点が入った。  2回四球の宮本を一塁に置いて2死後広岡が中前へ快打(29打席目の安打)。これを鈴木が鮮やかにトンネルした。ボールはバックスクリーンの前まで転がり、宮本はもうけもののホームイン。国鉄は1回トップ鈴木が右翼線二塁打。2回は徳武の四球、広岡の野選で1死二、三塁。国鉄は押しまくりながら堀本をあと一歩のところで崩せなかった。堀本は大してスピードがない。しかしうまみでカバーした。金田に堀本をぶっつけた巨人ベンチの強気な作戦が成功した形だ。  不運な1点は取られたが金田は腐らずによく後を締めた。球も速く時々相手を馬鹿にしたような山なりのスローボールを投げるなど余裕たっぷりだ。3回から6回まで3人ずつ片付けて、まだ打たれた安打は広岡の1本だけ。7回トップ長嶋に三塁ベースを抜く二塁打されたが、後の3人をピタリと抑えて三塁へも行かせない。  味方の点を待ちわびる金田を国鉄打線が見殺しにした。3回あたりからスピードが出てきた堀本は6回急にコントロールがおかしくなるという不安定な投球。つけ込む隙は何度もあった。6回の国鉄は無死から土屋が二塁右を抜いた。4番町田のバントが投手正面に転がって土屋は二封。徳武の三塁寄りの遊ゴロで三塁ががら空きになったのを見た町田は三塁へ突っ込み2死三塁にした。ここで堀本が急に乱れた。飯田、鵜飼を歩かせて2死満塁。勝負強い根来が打席に立ったが2―2からインローを攻められて右飛に終わった。  8回も遊撃右安打の町田が打者徳武の時に二盗失敗。国鉄は1、2、6回のチャンスを全部逃して8残塁を記録してシャットアウトされた。金田はわずか2安打に巨人を抑えながら、エラーで負けて今シーズン2敗目。昨年の6月10日以来1年以上巨人にはどうしても勝てずに7連敗。巨人は首位国鉄に1ゲーム差に迫った。(南)

報知新聞社

【関連記事】