大人には、遊び心のある白スニーカーが似合う件
仕事着に楽チンなセットアップが普及し、その足元には白いコート系スニーカーを選ぶのが定番に。でもシンプル過ぎてはせっかくのコンフォートな装いが退屈ですよね。今回は、そんな時に合わせてほしい、メゾン謹製の遊び心のあるソレを厳選いたしました。 歩くためのスニーカーが、いまお洒落な人に注目されているワケ
足元は、いい塩梅の遊び心で一味違う演出を
リモートの普及で、仕事の装いがすっかりカジュアルになりましたよね。特に楽チンなセットアップは仕事用に人気。そして、その足元にはフラットソールを備えた白アッパーのコート系スニーカーがすっかり定番です。 でも、せっかくコンフォートな装いが普及したのだから、靴がシンプルすぎてはちと退屈。スニーカー通勤も浸透してきましたし、日によっては、シューズに多少の遊び心を入れてもよろしいかと。 そんな時に重宝するのが、メゾンの白スニーカーです。ポイントになるのは、シンプルなのに一味違う“隠し味”ともいうべきデザインエッセンス。 過剰な装飾ではなく、あくまでちょっとした遊び心が足元に宿ることで、シンプルなカジュアルスーツのお洒落度がググッとアップするのです。しかもメゾン謹製となれば、大人の品格を醸すワンポイントにもなります。 新しい働き方に合わせて、新しい足元を。今回は、そんな装いにピッタリな3足をセレクトしました。
◆ サンローラン/いかにもじゃないカモフラ使いが通好みです
こちらはスケートカルチャーからインスパイアされたスニーカー「アンディ」。アッパーはシンプルな白いカーフ素材なのに、シューレースとヒールトップをカモフラ柄にすることで、絶妙な遊び心が漂っています。 さらにサイドには控えめなゴールド色のロゴプリントで、さり気なくブランドをアピールした塩梅も見事。カモフラ柄にくわえ、白いシューレースも付属しているので、シーンに応じた着こなしを楽しめるのがありがたや。
◆ ベルルッティ/おなじみのモチーフをスニーカーに採用しました
ベルルッティを象徴するモチーフといえばスクリット(18世紀のカリグラフィ)。シンプルなスニーカーといえど、この愛すべきモチーフが採用されていれば、一目で特別な一足だとおわかりいただけるかと。 もちろん、最高級紳士靴が出自のメゾンだけに、見た目のみならず、タンやヒールはパッド入りで履き心地の良さも申し分なし。さらにいえば、ソールに創業年である1895があしらわれているのは、洒落者に向けた遊び心といえましょう。
◆ エルメネジルド ゼニア/シンプルに見えて抗菌、衝撃吸収などなど機能満載です
白のスムースカーフを使用したロートップスニーカー。まず目を引くのが側面ですよね。こちらはペッレ テスータ(TM)(糸状の革を織った素材)と呼ばれる、手の込んだ革細工。 目の肥えた方なら、ヒネリの利いたこのアクセントがお気に召すのでは? 履き心地は、と申しますと、超軽量のラバーソールや、抗菌性を備えたインソール(フロント側)、衝撃吸収性を備えたメモリーフォーム素材のヒールなどなど、機能的なディテールが目白押しですよ。 ※掲載商品はすべて税抜き価格です
写真/鈴木泰之(Studio log) スタイリング/稲田一生 文/T.Kawata