ブレイザーズの前に散ったグリズリーズのモラント「このチーム皆のことを誇りに思う」
自己最高の35得点でけん引するも、あと一歩及ばずプレーオフ進出を逃す
「がっかりだ。負けてしまったんだから当然だ。負けたことを良しとするヤツなんていない」。 8月16日(現地時間15日、日付は以下同)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズとのプレーインゲームズ初戦で、メンフィス・グリズリーズは122-126で惜敗し、プレーオフ進出を逃した。 グリズリーズが誇る電光石火のポイントガード、ジャ・モラントはこの試合で約42分コートに立ち、自己最高の35得点に4リバウンド8アシストと奮戦したものの、一歩及ばずに悔しい胸の内を明かした。 プレーオフへ進出するためには2連勝しなければならない試合で、グリズリーズはモラントのほか、ヨナス・バランチュナスが22得点17リバウンド6アシスト、ディロン・ブルックスとブランドン・クラークがそれぞれ20得点、カイル・アンダーソンが10得点6リバウンド9アシスト2スティールをマーク。 チーム全体でもフィールドゴール成功率48.9パーセント、3ポイント成功率56.0パーセントでブレイザーズを上回ったほか、リバウンド(49-39)、アシスト(30-20)で上回ったものの、計25回のファウルを犯したことでフリースロー試投数(22-41)と大差を付けられ、最後は4点差に泣いた。 チーム第2の得点源であるジャレン・ジャクソンJr.が左膝半月板を断裂したことで、グリズリーズは苦境に立たされた中、モラントやバランチュナス、ブルックスらの奮闘でなんとかプレーインゲームズまでこぎ着けたものの、シーディングゲームズで4連敗スタートとなったことが大きく響くことに。 そしてモラントが「最後の4試合。(10日のトロント)ラプターズ戦から、俺は親指を骨折したままコートに出ていた」と明かしたように、最後の4試合は右手親指を骨折したままプレーを続行していたという。 ブレイザーズとのプレーインゲームズで自己ワーストの8ターンオーバーを記録してしまった要因は、利き手の親指を負傷していたことが要因の1つと言っていいだろう。