愛子さまと佳子さま「ペア公務」を宮内庁がインスタでアピール 「愛子さま効果」と「トラウマ」の克服
宮内庁は、「天皇ご一家専用と決まっているわけではない」としつつも、他の皇族についての投稿がない状況については、「情報発信等の状況を分析するなどし、改めて検討していく」とする姿勢にとどまっていた。 三上さんも、「投稿が天皇ご一家のものに限られており、他の皇族に関する投稿が宮殿や皇室行事以外ではないのが残念」、と話す。 公務の多い秋篠宮ご夫妻、美術の研究者としても知られメディアにも頻繁に登場している三笠宮家の彬子さま、根強いファンが多い高円宮久子さまなど、天皇ご一家以外の皇族についての写真や情報を期待する声は、SNSなどでも少なくなかった。 「なかでも佳子さまは、昨年11月の南米に続いて今年6月にはギリシャを公式訪問している。若い世代からの人気も高く、佳子さまが着用した服はSNSで話題になって完売になるほどで、皇族のなかでもインスタグラムとの親和性は高い。にもかかわらず、佳子さまを中心に撮影した画像、動画がないのは気になります」 と、三上さん。 ■秋篠宮家の「トラウマ」 皇室の事情に詳しい人物によれば、秋篠宮家に関する投稿がなされなかった背景には、過去の「トラウマ」が影響しているという。 宮内庁は秋篠宮家に向けられる世間の視線に神経を尖らせており、また秋篠宮家自身も関する投稿についても積極的ではなかったようだ。 「表向きの理由としては、秋篠宮家には対応する人手も時間もない、というものです。宮内庁公式インスタグラムに秋篠宮家の投稿をするとなれば、投稿する写真や動画の撮影や編集、選定にも手間がかかるのも確かです」(前出の人物) 秋篠宮家に関する発信を消極的にさせていたのは、昨年11月、南米ペルーのマチュピチュ遺跡を訪問した佳子さまが、 「この場に立って見てみると、おー、という感じがすごくします。何かこう、素敵なこう、空気を感じます」 と口にした感想に対して、「表現力や語彙力が不足している」といった批判がネット上に広がった一件だった。前出の関係者はこう話す。 「宮内庁はこの件がかなりトラウマになっているようで、ギリシャで同じことを繰り返すまいと、佳子さまの感想や受け答えについては同行した職員らも終始ピリピリしたムードで対応にあたっていました」