【バスケ日本代表】八村塁合流も「今までのプレーを忘れずに」富樫勇樹キャプテンが考えるパリ五輪8強へのカギ【コメント全容】
渡邊雄太負傷で「最悪な状況も考えながら」
-強化試合のオーストラリア戦の結果について もちろん自分たちもあの結果(1分1敗)に満足はしていないですし、厳しい結果でありますけど、でも、これからどういうチームを作っていけるかだと思います。今の日本代表の実力というのは全員わかっていますし、ドイツ代表はもしかしたら10回やって1回勝てるかもしれない(という相手)。その1回をこの試合に持って来られればいいという話だと思うので。これから若い世代だったり、いろんなところでレベルアップをして、そのレベルに追いつきたいという気持ちはもちろんありますけど、かといって何十回やっても1回も勝てない相手ではないと思っているので。その1回をこのオリンピックに持っていきたいなという気持ちです。 -渡邊雄太の負傷でチームの士気が下がらないようにするために必要なこと 雄太はその辺はしっかり自分の中でコントロールしてというか、最後は自分の体と相談しながらだと思いますけど、(出場のために)最大限の努力してくれると思う。でも、前回のワールドカップも塁が来られないということで、塁なしで合宿からワールドカップでオリンピックの出場を掴んだということもあります。オンコートもそうですけど、オフコートでの雄太の存在というのもチームにとってはすごく大きなものあった。 この1ヶ月、一緒にチームを作っていく上ですごく大事な存在ですけど、でも彼(渡邊)の状況を見ながら、チームとしてはもちろん最悪な状況も考えながらやっていくしかないかなと思う。でも、戻ってきてくれるんじゃないかなと信じています。 -八村が合流して、チームがどう変化すると思うか いい意味で八村選手を頼りにするバスケットではないと思っている。そういう意味で僕は北海道(大会)終わりに全員に「塁と雄太が合流しても今までのプレーを忘れずにやってほしい」と(伝えた)。遠慮せずに(富永)啓生だったら同じアテンプトというか、同じようなシュートを打ってほしいというのも伝えましたし。彼がいるというのはもちろん強みですけど、やっぱりそこで今までやってきたメンバーが小さくなってプレーしては意味ないと思うので。それでもやっぱり塁の存在が大きいので、トランジションだったり、3Pだったり、かなりチームで助けにはなっていると思います。
滝澤 俊之