IMSA:マグナス、2021年はNSX GT3にスイッチ。アークエンジェルとの提携を発表
IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTデイトナ(GTD)クラスで活躍するマグナス・レーシングは2021年シーズンに向け、ランボルギーニからアキュラのマシンに車両を変更するとともに、アークエンジェル・モータースポーツとの提携を発表した。 【写真】GRTマグナスの44号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evo マグナスのレギュラードライバーであるアンディ・ラリーとジョン・ポッターは来シーズン、同チームとアークエンジェルのバナーの下にエントリーされる44号車アキュラNSX GT3 Evoでフルシーズンを戦うことになる。 チームは2014~15年にポルシェ、2016~18年はアウディ、2019~20年にはランボルギーニでGTDクラスを戦っており、今回のスイッチで4番目の異なるGTDコンストラクターをマークすることになった。 そんなマグナスの2020年プログラムは、今年10月にミシュラン・エンデュランスカップの4ラウンドのみに出場するとアナウンスしたGRTグラッサー・レーシングによって運営されていた。 しかし、長い休止期間を経て今年GT4カテゴリーに復帰したアークエンジェルとの新たなパートナーシップを結んだことにより、マグナスはフルシーズンエントリーが可能となっている。 「僕はマイク(・ジョンソン/アークエンジェルのチーム代表)とは10年以上の付き合いがあり、来年は彼とチームを組めることに興奮している」と語ったポッター。 「彼と僕は別々に多くの成功を収めてきたが、一緒になってもっと多くのことができることを願っている」 「また、アキュラとHPDファミリーに加わることに興奮しており、アキュラNSX GT3 Evoを運転するのが楽しみだよ。このクルマはここ数年大きな成功を収めているから、その流れを継続していきたいと思っているんだ」 今回の提携によってマグナスはミズーリ州セントルイスにあるアークエンジェルの施設に拠点を移す。 そのアークエンジェル・モータースポーツは、2001年のロレックス・デイトナ(デイトナ24時間)で、ローラ・ニッサンのプロトタイプを使用してSRP IIクラス優勝を飾っているが、ラリーは当時この勝利に貢献したドライバーのひとりだった。 また、ラリーは2017年のIMSAシーズンにマイケル・シャンク・レーシング(MSR)がエントリーさせたアキュラNSX GT3で、世界初勝利を含む2つのクラス勝利に導いた経験も有している。 ジョンソン代表は「アークエンジェルがアンディ・ラリーとロレックス24時間で優勝してから20年後に、マグナスとして私たちの最初のレースを迎えることになるなんて信じられない」と述べた。 「ジョンとアンディのチームは10年以上もIMSAで活躍し、主要なレースで勝利を収めてきた。彼らの歴史は非常に強力だ。その上、アキュラNSX GT3 Evoは私たち全員を勝利に導くための素晴らしいクルマとなるだろう」 IMSA GTDでアキュラを走らせるアークエンジェルは、今季参戦したIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジにも引き続き参戦し、2020年シーズンは今季終盤にポルシェからスイッチしたアストンマーティン・バンテージGT4でシリーズを戦っていくとした。 [オートスポーツweb ]