綾瀬はるか 大河『べらぼう』抜擢の裏に“最強タッグ”の存在!女優人生を支える「20年の絆」
12月12日、NHKは25年1月にスタートする大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の語りを女優の綾瀬はるか(39)が担当すると発表した。 同作は横浜流星(28)が主演で、18世紀半ばの江戸を舞台に、当時“出版王”と称された蔦屋重三郎の生涯を描いた、笑いと涙、そして謎に満ちた痛快コメディ。綾瀬は明和の大火を逃れ、復興した吉原に戻ってきた九郎助稲荷という役柄を担い、物語を天から見守りながらナビゲートする。 【写真あり】11月、胸元が大胆に開いたドレスで映画祭に登場した綾瀬 綾瀬は今回の抜擢について、《オファーを頂いた時から務まるかなと緊張感がありました》とコメント。《視聴者の皆様を物語へと誘い、蔦屋重三郎をはじめ物語の中に生きる人々に寄り添っていくようなナレーションになれば良いなと思っています。頑張ります!》と決意表明した。 この発表を受け、ネットでは綾瀬の“ナレーション力”に期待する声が多くあがっている。 《綾瀬さんはニュース番組の中の広島特集のドキュメンタリーを何年も続けていて、語りもすごく上手です。もっとナレーションすればいいのに…と思っていたので適任だと思います。来年楽しみですね》 《綾瀬さんの演じてきた役柄を思い浮かべれば、凛とした語り口から飄々としたコミカルな語り口まで多彩な対応が可能なのは承知の処。どんな“語り”になるか完成形が楽しみです!この点だけでも、次期の大河を見てみたいと思わせるポイントです!》 《登場人物に寄り添い、作品に命を吹き込むような、そんなナレーションを期待してます!》 また、同作の脚本を担う森下佳子氏にも注目が集まっており、《この二人のタッグなら間違いない。期待しかないです!》といった声も寄せられている。 実は綾瀬は、04年のドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』を皮切りに、06年『白夜行』、09年『MR. BRAIN』、09年及び11年『JIN-仁-』、16年『わたしを離さないで』、18年・22年・24年『義母と娘のブルース』シリーズ、21年『天国と地獄』(いずれもTBS)など、数多くの“森下作品”に出演し、ともにヒット作品を生み出してきた。 8本目の“タッグ作品”となる今回も、綾瀬を推したのは森下氏だったと制作関係者は明かす。 「森下先生は綾瀬さんと初めて仕事をして以来、彼女の演技力の高さはもちろんのこと、作品にかける情熱や人柄を高く評価し、『はるかちゃんとなら安心して仕事ができる』と絶大な信頼を寄せています。今回の大河も、先生は抜群の安定感を誇る綾瀬さんを『絶対に語りにキャスティングしたい』と熱望したらしいですよ」 いっぽうで綾瀬も森下氏を“恩師”として、20年以上尊敬し続けているのだという。 「綾瀬さんにとって女優人生の転機となった『世界の中心で、愛をさけぶ』は初めて意欲的にやってみたいと思った作品だったそうです。ただ、オーディションでは緊張でボロボロだったのだとか。森下先生は逆にそれが面白いと感じて、彼女を抜擢しました。 彼女はそれに恩義を感じ、白血病にかかってしまう高校生を演じるため、7キロ減量し、坊主頭にするシーンも実際に髪を剃るなど、体当たりで挑みました。そして、撮影が終わった後に先生のところに来て、『実はオーディションに受からなければ女優を辞めようと思っていた』と直接打ち明けたそうです。 今も変わらずお互いのことを信頼しているようで、綾瀬さんは普段は脚本を読んでからオファーを受けるかどうかを決めるのですが、『森下さんが書くなら出演を即決する。どんな難役であっても早く演じたい』と言っているのだとか。二人に強い絆で結ばれていると感じますね」(前出・制作関係者) 今作ではどんな“最強タッグ”を見せてくれるのだろうか。