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大正期のスペイン風邪 菊池寛もマスクで対策 高松で特別展 短編小説紹介

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愛媛新聞ONLINE

 高松市出身の作家、菊池寛(1888~1948年)の短編小説「マスク」などを紹介する特別展示が、同市の菊池寛記念館で開かれている。大正期に流行した「スペイン風邪」の感染予防のため、常にマスクを着用した自身の姿を描いている。新型コロナウイルス対策に取り組む現在の状況と重なることから企画した。 【「死」を恐れ外出極力自粛】  「マスク」は100年前の1920(大正9)年7月、雑誌「改造」に発表し、当時は「私の生活から」という副題がついていた。スペイン風邪は18年から20年ごろにかけ世界的に大流行したインフルエンザで、心臓が弱かった菊池は感染は「死を意味」するとおびえきってしまう。  極力外出を控え、やむを得ず外出する時の様子を次のように記している。「ガーゼを沢山詰めたマスクを掛けた。そして、出る時と帰つた時に、叮嚀に含漱をした」。毎日の新聞に出る死亡者数の増減に「一喜一憂した」ともある。  30日まで。無料。問い合わせは同館=電話087(861)4502。  菊池寛記念館は「マスク」全文を、ホームページ「おうちでまなぶ菊池寛」で公開している。

愛媛新聞社

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