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H形鋼・一般形鋼・コラム市況、関東地区で2000円続落

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鉄鋼新聞

 鉄骨造(S造)の主要部材であるH形鋼や一般形鋼、大径角形鋼管(コラム)の関東市況が続落し、2千円安となった。新型コロナウイルスの影響で商談が減り、需要家の指し値も厳しくなったため、価格帯が切り下がった。だが足元では在庫水準は低く、鉄鋼メーカーも原料の強含みを背景に売り腰を強める構えで、下げ余地は狭まってきている。足元の東京地区の市場価格(置き場渡し・ベースサイズ)は、H形鋼が7万4千~5千円、等辺山形鋼と溝形鋼が7万3千~4千円、コラムが10万2千~3千円。  建築市場は不需要期から抜け出せないでいる。国土交通省の建築着工統計を基に試算した首都圏(1都7県)の鉄骨需要量は、20年1~4月の累計が前年同期比14・6%減の45万1800トンと1割以上下がっている。同じく建設工事受注動態統計調査でも、鉄骨工事業の1~3月受注高は元請けが35・1%減の722億9900万円、下請けが20・6%減の2439億1300万円、合計では24・5%減の3162億300万円と目減りしている。  日本製鉄の建材製品を扱う商社・特約店などでつくる「ときわ会」がまとめた4月末在庫によると、東京地区は前月比6・9%減の3万2500トンと圧縮が進んでいる。だが在庫率は2・36カ月と適正とされる2・0カ月を6カ月連続で上回り、需要が薄い中でひっ迫感を創出できていない。目先は下げ余地が限られる中で、流通各社が価格帯を持ちこたえられるかが焦点となろう。