「胸の谷間が見えすぎる」匿名の批判にニュースキャスターが反論
コリ・シダウェイは、長年カナダでニュースキャスターとして活躍。しかし、彼女は今まで多くの視聴者から批判を受け取ってきたという。 『Today』に「今までも身体についてのメッセージが多く届いた」と話したコリ。先日は、“Vancouver Island Cleavage Patrol(バンクーバー島の胸の谷間パトロール)”と名乗る人物から、こんなメッセージが届いたという。
「胸の立間が見えすぎると、ニュース番組が台無しになります」
コリは普段、こういったメッセージを受け取った際には、個人で返信をしているというけれど、今回はTwitterで返信。 「このスクリーンショットは、私に身体のことで恥をかかせるために、私と同僚に送られてきました。私はもう、力を取り戻しています」 「ネット上で、女性の服装や体型を変えようとしている名もない人たちへ。私の世代の女性たちは、そんなハラスメントにはもう我慢できません!」 このツイートには、「女性を代表するヒーロー!」「服装や体型で判断してほしくない」といった温かい言葉や同じような体験をした人の話が多く集まり、コリは「ひとりじゃない」とパワーをもらったという。
また、トロントで司会者やジャーナリストとして活躍するカミラ・ゴンザレスもこう返信。 「2週間前に『まともな男性は、短い丈のトップスを見たいわけじゃない。本当に悪趣味。目を覚まして、やるべき仕事をきちんとやってほしい』という手描きのメッセージを匿名で受け取りました。こうしたことが、カナダ全体に広がっているなんて聞きたくないです」 さらに元ニュースキャスターのタマラ・スタナーズは、こうコメントした。 「私がキャスターをやっていた90年代、いつも長袖を着るように言われていたんです。二の腕が見えると“挑発的”だという理由で…!」 コリは、こういったハラスメントが内面化してしまわないように、発信していくことが大切だと考えているという。 「この問題は、本当に色々な場所で起こっているんです」 「次の世代のことを考えると、もうこんなことは経験してほしくないんです。問題ない、なんてことはないと思っています」 自身の経験から、女性をエンパワーするコリ。人を見た目で判断しないという彼女のメッセージは、多くの人に届いているはず。