ANA、万博の特別塗装機を就航 風に乗り未来へ飛び立つイメージ
全日本空輸(ANA)は12日、2025年大阪・関西万博の特別塗装機「EXPO2025 ANA JET」を就航させた。機体の両側面に赤、青、グレーの万博のイメージカラーとANAのコーポレートカラーの青を流線形に組み合わせてデザインし、万博のロゴマークも目を引く。 機体はボーイング737―800型機で、風に乗って未来へ向けて飛び立つことをイメージさせる塗装にした。 初便が関西国際空港に到着した後、搭乗口で記念式典が開かれた。ANAの近藤博之・上席執行役員関西地区空港統括が「開幕まで4カ月、万博の機運醸成の一助になると確信している」とあいさつし、羽田行きの乗客135人に記念ステッカーを配った。出発すると、スタッフ約50人が駐機場に並び、手を振って見送った。 国内線で2025年秋まで運航する。機内で25年2月から万博をデザインしたオリジナルの紙コップを提供し、客室乗務員も特別なエプロンを着用する。【中村宰和】