THE RAMPAGE「3分で泣いてくださいと言われ…」 新アルバムを語る
ZIN×Hokuto×Makoto×Takahide ――『REBOOT』はどんなアルバムですか? 陣:『REBOOT』は再起動という意味ですが、イレギュラーだった2020年を経て、改めてエンターテインメントや音楽の力を信じよう、そして自分たちが今やるべきこと、表現できることを作品を通してたくさんの人に届けたい、という思いが詰まったアルバムです。2020年に培ってきたものと、未来を見据えたような内容が凝縮された形になっています。 鈴木:僕は特に「BAD LUV」が好きです。サビの振付を自分がやらせていただいたんですが、曲調がめちゃくちゃおしゃれ。海外テイストといいますか、「こんな曲を待っていた!」っていう感じです。 吉野:歌い上げる系の曲で気持ちがいいのは、「MY PRAYER」とか。この曲で初めて振付のないMVを撮ったんですけど、陣さんがちょっと泣いたり、まこっちゃんがめちゃめちゃいい顔で走ったり…。16人でお芝居をやらせてもらったのも印象的です。 陣:泣きの演技は、なかなかむちゃ振りだったんですよ (笑) 。電車をお借りして撮影したんですけど、助監督さんから「次の駅までの3分くらいで泣いてください」って言われて。キツいなって思いながらも、3人の歌声が良かったので、歌の主人公になりきる感じでやらせていただきました。 長谷川:僕は逆に泣くところがなかったぶん、ちょっとした表情で見せる切なさを表現するのが、難しかったですね。 陣、吉野:えー (半笑い) 。 ――なんですか、そのリアクション (笑) 。 長谷川:面白がっているんですよ。 陣:あるんですよ。こいつかましたな、みたいな。 ――そして、皆さんが自覚している個性や特技も教えていただきたいのですが。 陣:なんでしょう。すぐにふざけたくなるところですかね。静かな雰囲気にあまりなれないタイプなので。そういうファニーな空気を作るために、マジメに取り組んでいる所存でございます。 長谷川:たまにリハーサルが始まって2分くらいで集中力が切れちゃっている時がありますよね。 陣:早なってるやん。 長谷川:前は5分って言っていたんですけど、考えたら2分くらい。 陣:2分は頭からやん (笑) 。 長谷川:開始2分で (後藤) 拓磨をいじって、たまに拓磨をいじりきれなかったのを、キレぎみで僕にぶつけてくる (笑) 。ちょっとやめてほしいなって思います。 陣:わかってるな~、まこっちゃん。北人は逆に「うぇ~い」とか言って僕をいじってきますよ。 吉野:陣さん面白いんで、つい。 ――吉野さんの個性や特技はいかがですか? 吉野:えー。特技は…人を喜ばせることです。 陣:うぉ~。まさにその通りですよ。 吉野:悪いのきた (笑) 。 陣:北ちゃんっているだけで癒されるんですよね。アロマみたいな人です。マジで思います。 長谷川: (軽い感じで) 僕もそれ感じてますよ。 吉野:ほんと~? 長谷川:なんていうんですかね…その…。一緒にいて気持ちがいいんです。 吉野:やっぱ相性がいいから、俺たち。 長谷川:以前、番組の企画で占ってもらった時に、北人さんと僕は相性がいいって言われて、それ以来意識しちゃってます (笑) 。僕自身の強みは、グループの中でファッションとかSNSとか、かっこいいことを発信していくことですかね。 陣:うん、スタイリッシュさが出ていいと思います。 吉野:この間インスタのストーリーに、あえて文字を逆に書いていたよね。僕はそれがわかっていなくて、「文字逆だよ~」って教えたら怒られました。 長谷川:はははは! (笑) ――鈴木さんの強みはどうでしょう? 鈴木:自分はクリエイティブなことをするのが好きなので、音を作ったり、映像制作をしたりしています。ダンスを始めた当初からヒップホップが好きなので、よく海外のラッパーとかアーティストの映像からインスパイアを受けているんです。 陣:昂秀はメンバーいち器用。不思議な才能をお持ちなんですよ、昂秀は。どれだけ怒られてもケロッとするっていう才能もありますし (笑) 。 吉野:ほんとに何でもできるっていうイメージです。でも、やっぱり私生活はちゃんとしてほしい。 陣:そうなんですよね~。遅刻は当たり前のようにしますしね。キレイにプラマイ0! 鈴木:すみません (汗) 。今年は遅刻を一回もしないように頑張ります! ! 写真右から、 長谷川 慎 (はせがわ・まこと) 1998年7月29日生まれ、神奈川県出身。パフォーマー。映画『PRINCE OF LEGEND』『貴族降臨‐PRINCE OF LEGEND‐』では、王子のひとり・小田島陸を演じている。シャツ¥46,000 パンツ100,000 (共にヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03-5463-1500) その他は本人私物 鈴木昂秀 (すずき・たかひで) 1998年10月3日生まれ、神奈川県出身。パフォーマー。ヒップホップユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」のメンバー。「HiGH&LOW」シリーズでは、辻を演じている。ニット¥60,000 カットソー¥37,000 パンツ¥74,00 0 デニムラップドレス¥62,000 (以上ヨウジヤマモト/ヨウジヤマモト プレスルーム) 吉野北人 (よしの・ほくと) 1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。ボーカル。映画『HiGH&LOW THE WORST』『私がモテてどうすんだ』などに出演し、俳優としても活躍の場を広げている。シャツ¥25,000 (タクタク/スタジオ ファブワーク TEL:03-6438-9575) パンツ¥28,000 (BLAHW/Galaxy Trade,.Ltd TEL:03-6420-0154) シューズ¥14,000 (イエスタデイズトゥモロウ/ベンダー TEL:03-6452-3072) その他は本人私物 陣 (じん) 1994年4月28日生まれ、大阪府出身。パフォーマー、リーダー。昨年末には、レスリー・キー撮影による日めくりカレンダー「まいにち、陣! じんじん雑学カレンダー」をTOKYO FMより発売。シャツ¥31,000 (キート/ティーニー ランチ TEL:03-6812-9341) カットソー¥15,900 (スティア) パンツ¥35,000 (BLAHW/Galaxy Trade,.Ltd) シューズ¥22,500 (AX アルマーニ エクスチェンジ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03-6274-7070) その他はスタイリスト、本人私物 ザ・ランペイジ・フロム・エグザイル・トライブ ボーカル3人、パフォーマー13人から成る、ダンス&ボーカルグループ。2017年にメジャーデビュー。2月24日に、3rdアルバム『REBOOT』を発売。豪華盤には、ライブ&ドキュメンタリー「RMPG PEEPS‐LIVE WITH YOU 2020‐」も収録。 ※『anan』2021年2月24日号より。写真・森山将人 (TRIVAL) スタイリスト・中瀬拓外 ヘア&メイク・谷川一志 上野綾子 あき 大矢佑奈 (以上KIND) 取材、文・菅野綾子 保手濱奈美 (by anan編集部)