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《サンパウロ》コロナショックでも麻薬地帯の人ごみは変わらず

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ニッケイ新聞

サンパウロ市では新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の蔓延を防ぐため、一部を除く商店やショッピングセンターの営業停止、外出自粛令など、社会的隔離政策が取られている。  しかし、同市セントロ(中央部)にあり、麻薬中毒者が集うエリア「クラコランジア」では、未だに薬物を求める中毒者たちが集まり、大人数の密集状態が続いている。  麻薬中毒患者でクラコランジアに入り浸っているという息子を持つ、ジェラウダ・ペレイラ・ドス・サントスさん(61)の心情を3月31日付G1サイトが報じた。  ジェラウダさんは高齢で、COVIDー19にかかれば命の危険があるが、1日2回、息子や他の薬物中毒者たちが住みついているクラコランジアの建設現場に行く。  ジェラルダさんの息子は38歳で、路上生活者となって1年半。3日前には、熱、頭痛、喉の痛みを訴えた。「あそこではいつも誰かが症状を訴えている。息子は酷い所に住んでいて、何か良く分からない器具を他人と共有しているし、手なんか洗っていない。石鹸を使うこともあり得ない。あそこは全てが不衛生。私も感染が怖いけど、私がやらなきゃ、誰も、水や薬、食べるものや羽織るものを彼に与えてはくれない。毎日だってここに来る」と続けた。  クラコランジアでは、市警備隊(GCM)や軍警が定期的なパトロールを行っている。  サンパウロ市保健局は、同地区では、医師、看護師、ソーシャルワーカー、保健系職員で構成される路上医療相談プログラムが利用できるし、必要に応じて公共医療施設に患者を送っているという。

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