M-1グランプリ決勝で話題! 遅れてきたブレイク芸人・ニューヨークの「ホントのブレイク、教えます。」
2019年、M-1グランプリ決勝進出をきっかけに2020年は大活躍だったニューヨークのおふたり。 結成からブレイクに至るまでを教えてもらいました。 【ニューヨークへのインタビュー】
Q. 結成のきっかけから教えてください。
屋敷 NSC(吉本総合芸能学院)の同期で、僕が相方と解散して、新しい相方を探す時に嶋佐がええなと思って、共通の友達に連絡先を聞きました。その時嶋佐はコンビを組んでいたんですけど。 嶋佐 乗り換えた形ですね。違うクラスに優秀なヤツがいると彼の名前は聞いていたんですよ。 屋敷 NSCではけっこうあるんです。お試しで組んですぐ解散したり。 嶋佐 男女の恋愛に似ているというか。 屋敷 やっぱり人気があるヤツと組みたいですから。解散後は気まずいですけどね。 嶋佐 ボクは自分から別れを告げたのに元の相方に情があるから泣きました。 屋敷 自分から別れようと言って、自分から泣く一番めんどくさい女みたいな。 嶋佐 マジそうッスね。で、浮気相手とつき合うパターンです(笑)。 屋敷 組んだのが2010年1月で、2月くらいにはライブに出ました。選ばれた人しか出られないからトントン拍子でしたね。
Q. 転機や分岐点を教えてください。
屋敷 結成して2、3年に相方の実話からネタを考えたんです。 嶋佐 雑談みたいなところからネタ作りをするので、本当に雑談の中でたまたま思い出した中学生の時の話をして。 屋敷 ヤンキーが卒業式にDragonAshの曲をテーマにしてくれと言って、先生に土下座したという話をそのままコントにしました。それでヤンキーが行事で熱くなると、ヤンキー以外の生徒はみんな楽しくなくなっちゃうみたいな、普段思ってたことをネタに乗せてもええんやと思うようになって。ニューヨークって、偏見や毒舌が個性だよな、と認知されるようになりました。 嶋佐 以降、ネタ番組みたいなものにもよばれるようになりました。 屋敷 ネクストブレイクみたいな感じで、テレビやラジオもやらせてもらってたんですが、2018年「キング・オブ・コント」2回戦、「M-1グランプリ」も準決勝で落ちて「あれ? やばいかも」って挫折がありました。