【プレビュー】W杯出場権をかけた準々決勝。なでしこジャパンは得点を重ねてタイ代表に勝利を収められるか|AFC女子アジアカップ インド 2022
【女子サッカー・プレビュー】今月20日~2月6日にかけて開催されているAFC女子アジアカップ インド 2022。なでしこジャパンは30日、来年に開催される女子FIFAワールドカップの出場権をかけて準々決勝でタイ代表と対戦する。
W杯出場権をかけた戦いだ。女子アジア杯は開催国枠のオーストラリアを除き上位5チームにW杯の出場権が与えられる。そのため、準々決勝で勝利すれば、W杯への出場が決まることになる。 グループリーグの最終戦となった韓国戦は決定力を欠いてドロー決着となった。立ち上がり1分にFW植木理子が先制点を挙げたものの、その後、再三のチャンスをゴールに結実できず。試合全体を通して韓国を相手に攻勢をかけていたが、なかなか追加点を奪うことができなかった。 これがゲーム終盤に響き、85分にミスも絡んでセットプレーから被弾。1位通過を決めはしたが、気持ちよく勝利で終えられなかったことは悔いが残る。 準々決勝の相手はタイ代表だ。タイはグループBを3位で上がってきたが、オーストラリアと好ゲームを演じるなど、決して侮れない相手。ここからは一発勝負だけに気を引き締めて挑まなければならない。 タイ戦のポイントになるのは、やはり誰が得点を奪うのか。この試合を解説する岩清水梓氏は「コロナ感染から復帰して韓国戦でベンチ入りした岩渕真奈選手、そしてグループステージで無得点だった田中美南選手に期待している」と語り、苦しい時にチームを救う活躍を二人のエースに期待した。 また、岩清水氏同様にタイ戦を解説する中村憲剛氏は「グループステージの戦いでは攻撃のコンビネーションや守備の連動、ハードワークを意識していると感じた」としつつ、「今までやってきたことをいかに出せるかがポイント」と普段通りのプレーが出せるかが鍵と話している。 目の前の相手にしっかりと勝利し、W杯の出場権を獲得できるか。注目の試合は30日17時キックオフだ。