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新しい日常に「文化の灯」 現美小松展が開幕

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北國新聞社

 第76回現代美術展小松展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社、小松市など主催)は25日、同市のサイエンスヒルズこまつで開幕した。新型コロナウイルスの緊急事態宣言が全面解除されてから1カ月。会場には「新しい日常」へ向かう着実な歩みを力づける146点が並び、来場者は郷土作家の創意による「文化の灯(ひ)」の温もりに触れた。

 金沢市の石川県立美術館と金沢21世紀美術館で3月27日から4月13日まで開かれた現美の巡回展で、七尾展に続く開催となる。新型コロナの影響で加賀展と白山展は中止となっており、南加賀では初の巡回展となった。

 日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の6部門の入選入賞作が並べられた。九谷焼作家として初めて美術文化大賞を射止めた中田博士さん(40)=小松市高堂町=の受賞作が凱旋(がいせん)した。気品あふれる光沢を放つ工芸「真珠光彩(しんじゅこうさい) 壺(つぼ)」で、技術の高さと独創性を示した。

 新型コロナ感染防止のため開場式は行わず、来場者には検温し、マスクの着用を促した。会場内では間隔を開けて鑑賞するよう協力を求めた。

 開場に先立ち、和田慎司市長が中田さんや県美術文化協会の山岸大成事務局長と会場を巡った。

 市制80周年を記念し、小松美術作家協会の役員29人が「歴史・伝統を振り返り、未来に向けて」をテーマに作品を寄せた。市内の中高生の絵画や写真も展示された。

 併設する会場で「小松おしゃれマスクコンテスト」(本社後援)が始まり、口元を彩る132点が来場者の目を引いた。「マスクを着用する生活を楽しむ」のコンセプトで今月1~21日に「作品」を募り、市内外から趣向を凝らした手作りマスクが集まった。

 小松展の会期は7月5日までで、入場料は一般500円、高校生以下無料となる。

北國新聞社