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壇蜜が岡本太郎記念館を訪問 「TAROワールド」にワクワク

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NEWS ポストセブン

 美術史家で明治学院大学教授の山下裕二氏とタレントの壇蜜という、日本美術応援団の2人が、日本の美術館の常設展を巡るシリーズ。今回2人が訪れたのは、岡本太郎記念館だ。 【写真】フレンチスリーブで膝丈ワンピを着た壇蜜。岡本太郎1982年製作の『縄文人』を前に

山下:岡本太郎が42年間住まい、作品を生み続けた自宅兼アトリエを公開しているのが東京・南青山の岡本太郎記念館です。1階のサロンは打ち合わせや応接に使われたスペースで、モザイクタイルのテーブルや食器類などもすべて太郎がデザインしたものです。 壇蜜:“TAROワールド”爆発ですね。見上げれば飛行船、横を向けばご本人そっくりの人形と、賑やかな空間にわくわくします。 山下:マネキンは自身がシリコンに埋まって寸分違わず再現された等身大です。 壇蜜:どうりでリアルなわけですね。庭から後ろ姿を覗かせている黄金色の『若い太陽』も岡本太郎さんをイメージさせる作品です。 山下:自然のままのびのびと生い茂る芭蕉やシダ類の姿も太郎の美の表現。植物に溶け込み、庭にはまだまだ作品が隠れていますよ。 壇蜜:端々から太郎さんの精神や美意識が感じられます。『縄文人』の彫刻も強く訴えかけてくる作品です。 山下:縄文の造形美が“日本の美の原点である”と初めて言及したのが岡本太郎です。縄文には、並々ならぬ思い入れがありました。 壇蜜:教科書では縄目の文様が美しいと習いました。

山下:今でこそ美術全集でも縄文土器から歴史を辿りますが、実は50年代に太郎が縄文に着目するまでは美術としてまったく認識されていなかったんです。 壇蜜:その眼で見出し価値を認める。それも太郎さんの成した功績なのですね。 ◇岡本太郎記念館 【開館時間】10~18時(最終入館17時30分) 【休館日】火曜(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)、保守点検日※9月28日は臨時休館 【入館料】一般650円 【住所】東京都港区南青山6-1-19 【プロフィール】 ◆やました・ゆうじ/1958年生まれ。明治学院大学教授。美術史家。『日本美術全集』(全20巻、小学館刊)監修を務める、日本美術応援団長。 ◆だん・みつ/1980年生まれ。タレント。グラビア、執筆、芝居、バラエティほか幅広く活躍。近著に『結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2』(文藝春秋刊)。 撮影■太田真三 取材・文■渡部美也 ※週刊ポスト2020年9月11日号

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