「顔がおばけみたい…」黒人モデルが“プロでも黒人の肌に合うメイクができない”現実があると明かす
9月7日(現地時間)にスタートした、ニューヨーク・ファッション・ウィーク(NYFW)。そこであるショーのために呼ばれた黒人モデルのミーガン・ミランさんは、「明らかに黒人の肌向けではない」メイクをされたとTikTokに投稿し、話題になっています。 【動画】黒人モデルの苦悩…ファッションショー前に肌に馴染まないメイクを施された女性に同情の声
肌に馴染まないメイクを施され…
今回ミーガンさんは、ショーのためにヘアメイクをプロから施される様子を動画で撮影。しかしそこでは、ミーガンさんの肌のトーンに合っていない製品が使用されており、そのできあがりに対してミーガンさんは「まるでお化けみたい」と戸惑っています。 その後ミーガンさんはアメリカのコスメデパート「セフォラ」に行き、自分でメイクを直さなければいけなかったそう。直した後の仕上がりが見たいというコメントに対して、ミーガンさんは思いの丈をぶつけた動画を追って投稿しています。 「ただただもどかしい。いつもこのようなことに対処しなければならないなんて、腹がたってしまいます。黒人の女の子のメイクの仕方を知らないなら、どうしてメイクするんでしょう? 彼らは、私がくる前にどんな顔をしていたか知っているだろうに。すごく失礼。なんで私はセフォラでメイクしてるの? 」
知識が足りていない現状
そもそも黒人モデルたちは長年、自分たちの肌に合うメイク用品を所持していなかったり、十分なメイクの知識をもたなかったりするメイクアップ・アーティストが多いことから、自らヘアメイクをせざるを得ない状況に耐えてきていました。 モデルとして起用しているにもかかわらず、黒人の肌に合う正しいメイクが出来ないアーティストがいる事実に対して、ミーガンさんも普段からメイク道具を持ち歩いているそう。しかしファッションウイーク期間中で予定もつまっていたため、今回はもっていかなくてもよいだろうと判断した矢先の出来事だったと言います。 コメント欄では多くの人が「信じられない」といったコメントが多く寄せられました。 ・あなたの肌のトーンに合う製品を出しているブランドもあるのに…。これは(アーティスト側)の努力が足りないでしょう ・アートディレクターとして、もし自分の撮影でこんなメイクが行われていたら怒りで耐えられない。誰も何も言わなかったのが信じられない ・コンシーラーの明るさに、思わず叫んじゃった!