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ひとりが寂しくて「パン屋」の店番をしていたら、なぜか結婚できちゃった30代女性の話

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アーバン ライフ メトロ

自宅でひとり仕事する漫画家業

「パン屋で店番」……どうでしょう。少しあこがれませんか。わたし(いしいまき。漫画家、イラストレーター)は幼い頃見た映画『魔女の宅急便』や絵本『カラスのパン屋さん』などを思い出し、胸にときめくものを感じます。 【結婚の実態】婚約指輪「絶対に必要」な人は、超少数派だった!  さて、わたしは漫画家という職業柄、東京の自宅にひとりで仕事をしています。その上ひとり暮らしだと、誰とも会話しない日などざら。孤独を感じながら日々は過ぎていきます。  それは精神衛生上よくないな……そう思い、コロナ以前は居場所を求め、さまざまな場所に顔を出すようにしていました。  そのひとつが「イベントバー」。日替わりで店長が交代する、一風変わったバーです。お気に入りのバーテンダーさんが店に立つ日によく遊びにいっていました。  そんな中、とあるお客さんに出会いました。その人はイベントバーからほど近い場所に店を構え、ひとりでパン屋を営んでいるとのこと。ときどきバーで顔を合わせるようになり、少しずつ会話するようになりました。

「うちで店番してみますか?」

 イベントバーに行くときはお店に立ち寄り、パンを購入し、そこで少しおしゃべりしたり。パン屋さんが1日店長のイベントを開くときはわたしが遊びに行ったり、逆にわたしが1日店長をするときはパン屋さんが顔を出してくれました。  わたしは実家が飲食店をしていることもあり、漫画の合間に気分転換に飲食店でバイトしたいなあ……と思ったりもしていたのですが、今までの経験上、少ない日数で雇ってくれる飲食店はなかなかなく、悶々(もんもん)としていました。  それに、バイトは「人間関係ガチャ」(一緒に働く同僚との相性によって働きやすさが決まってしまう)のようなところもあるので二の足を踏んでしまいます。  そんなことをなんとなくパン屋さんに話すと、「じゃあうちで店番してみますか」とのこと。「お客さんが来ない間はiPadで漫画を描いていたり、本を読んだりしていいですよ」と。  あくまで少しの手伝いなのですが、それゆえに設定された「ゆるさ」がいいなあと思い、店番をすることにしました。

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