試合後、ベンチ前で肩を落とす大阪桐蔭ナイン（カメラ・馬場　秀則）

◆第１０６回全国高校野球選手権大会第８日　▽２回戦　小松大谷３―０大阪桐蔭（１４日・甲子園） 【写真】負けた大阪桐蔭ナイン　ショックのあまり顔を覆う選手も… 　強豪・大阪桐蔭が散った。１回戦で甲子園初勝利を飾った小松大谷に完封負けを喫し、２回戦で姿を消した。強豪校や甲子園常連校の相次ぐ敗退に、ネットは衝撃が広がっている。 　大阪桐蔭は、小松大谷の先発右腕・西川大智（３年）にわずか９２球、５安打に封じられた。大阪桐蔭の完封負けは夏５０試合目で初めて。大阪桐蔭相手のマダックス（１００球未満の完封）も春夏通じて初めてで、優勝候補がまさかの０点敗退。ネットは「大阪桐蔭が１００球未満で完封された」と驚きが止まらなかった。 　強豪校が敗れるジャイアントキリングはこれだけではない。１回戦では、２０１７年に夏優勝の経験も持つ強豪・花咲徳栄が、初出場の新潟産大付に１―２で敗れた。また、２年連続センバツ準Ｖの報徳学園も初戦で敗退。３２年ぶり出場となった大社に力及ばず１―３で負けた。 　春夏通算４度の優勝を誇る智弁和歌山は、２回戦で敗退。５年ぶり３度目の出場の霞ケ浦に延長１１回タイブレークの末敗れ、優勝候補の初戦敗退は高校野球ファンに衝撃を与えた。センバツを制した健大高崎も２回戦で智弁学園に敗れ、春夏連覇への道が途絶えている。 　波乱の甲子園にネットも驚きが止まらず「それにしても今年の夏は強豪校の敗退が相次いでるな。こうなってくるとどこが優勝するか全く分からない」「今年の夏は、甲子園常連の強豪敗退が多い。どこが優勝するか？！」「今年花巻東も大阪桐蔭も強豪校どんどん負けてるな」「甲子園常連、優勝候補の強豪校でも１つの勝利を掴むのは難しい。何が起こるか分からない」「今年の高校野球は甲子園常連の強豪校が久しぶりｏｒ初めての高校にジャイキリされること多いな」といった声が寄せられた。