京都女子大の学生が京町家ですす払い 京都市下京区
若い世代に京都の伝統文化に触れてもらおうと、150年あまりの歴史がある京町家で「すす払い」が行われました。京都市下京区の「杉本家住宅」は、明治初期に再建された市内最大級の京町家で、150年あまりの歴史があり、国の重要文化財にも指定されています。この取り組みは、すす払いを通じて文化財を守る心を育んでもらおうと企画されたもので、18日は京都女子大学の学生およそ30人が参加しました。学生たちは、古いかまどが残る台所周辺で、はたきを手に、丁寧にほこりを落としたり、正面では、京町家の軒下によく見られる犬矢来の汚れをきれいに落としたりして、古き良き京都の伝統文化を感じているようでした。参加した学生は「町家がどんどんなくなっていっているということを聞いて、すごく寂しいと感じることがあるので、私ができることを通して、京都の文化を後世に残していけるようにしたい」と語りました。