大阪府・吉村知事が定例会見7月22日(全文3)30代以下が約7割なのは一緒
夜の店への休業要請はまだ不要という考えか
読売テレビ:読売テレビの渕上です。今日1日の感染者数としては過去最多ということなんですが、いわゆる感染症対策を取っていない夜の街というかお店に対する休業要請、イエローステージの2なんですけど、は現状としてはまだ必要ないというお考えなんでしょうか。 吉村:来週の本部会議で判断をしたいと思います。判断材料としては、大阪府における医療体制と、この感染者の数の割合を評価しながら、東京でも増えてきている率というのは分かっていますから、そういう予測値を立てながら医療体制がどのような状況でどういうふうになったら逼迫するのかというのも踏まえた上で判断をしたいと思います。きちんとしたデータと、大阪における客観的な状況を分析した上で判断をしたいというふうに思います。来週判断します。 読売テレビ:知事自身としては、今この傾向が続いていけば、イエローステージの2に入っていくという見方になるんでしょうか。 吉村:僕自身はそういうふうに思っています。このあと、だからどういうふうな傾向を示すかですよね。われわれ、東京の数字も参考には、やっぱり似た動きをするので、数は違えどね。東京が収まってくれば全国的にも収まってくるなというふうに思いますし、それは大阪にも【つられて 00:59:53】、数は違いますけどね。東京も同じように右肩上がりで上がっていくのであれば、たぶん大阪も右肩上がりに上がっていくんじゃないかというふうには思っていますが、東京の傾向なんかも見た上で、そういったところも総合判断はしていきたいとは思います。たぶん大阪だけが突出して上がるとか、大阪だけが突出して下がるとか、そういうことはないんだろうとは思っています。
イエローステージの2に移行なら、即座に休業要請するのか
読売テレビ:そうなった場合、来週中に対策本部を開いて、そこでイエローステージの2に移行するということになれば、即座に休業要請をかけていくということになるんでしょうか。 吉村:だからそれはそういった傾向も予測した上で、大事なのは医療体制ですから、医療体制がどういうふうな逼迫していくのかというのを予測を立てた上で判断をするということになると思います。これは1人1人のお医者さんに聞いたらもうすでに逼迫しているって絶対言う方はいらっしゃると思いますけど、僕は社会全体を捉えて見てますから、社会経済をまったく動かさなくていいのであれば今この段階で全部ステイってしますけど、そうじゃないので、さっき申し上げたとおり、やっぱり現実に社会経済が動くことによって守られている命というのもありますので、どっちの命も守らなきゃいけないと。 コロナでお亡くなりになられる命というのはウイルスだけじゃないと僕は思っていますので、ウイルスによって奪われる命、これは絶対抑えていかなきゃいけないけども、これは出てきている。でもウイルス以外によってコロナで奪われる命というのも、これはやっぱりありますので、社会経済を止めれば。だからそこは非常にかじ取りになりますが、一番最も最善の道というのを選んでいかなきゃいけない、そういうふうに思っています。 その中で考えているのが医療崩壊、これを防ぐ。これは絶対やらなきゃいけないというふうに思っていますから、大阪の医療体制がどういう状況になっているのか、全体を見渡した上でね。お1人お1人のお医者さんの意見だったら逼迫してるってなると思いますけど、全体を見渡した上での社会の生活、動き、社会経済活動を含めた上での、全体での大阪における位置付けという目は、知事としては持って見なきゃいけないとは思っています。その中で医療崩壊を防ぐというのは一番大きなテーマなので、感染症対策もできるだけ抑えながら、医療崩壊を防ぐと。社会経済に与えるダメージ、これは最小化しながら感染症対策を最大化するというのが1つの大きなテーマ目標ですから、そこを来週の本部会議では判断するということになると思います。 司会:次のご質問をお願いいたします。 吉村:だから今報告を受けてる医療体制、ホテルも含めて一般病床、ホテルの療養、そして重症病床を見る限り、今日は121件ということで非常に、これまでを見たら多い数ですけども、そういった意味で医療体制自体が完全に逼迫しているという状況では今の段階でないと。これは安心していいという意味じゃないですけどね。客観的な評価としてはそういう状況だと思っています。