【ボクシング】井上尚弥がオッズで大差、田口良一、河野公平、内山高志らもKO勝ちを予想
11月1日(日=日本時間)ラスベガスで行われる、 [WBA&IBFバンタム級タイトルマッチ]井上尚弥(27=大橋)vsジェイソン・モロニー(29=オーストラリア)の試合は今のところ圧倒的に井上が有利と予想されている。 【フォト】ドネアに渾身の右ストレートをヒットさせる井上尚弥 まず、オッズ(英・ウイリアム・ヒル)では10月29日の時点で井上1.08倍、モロニー7倍と大きく差がつく。井上に1万円かけて勝利しても800円だ。一方モロニーにかけ勝利すると7万円となり、6万円の儲けとなる。井上のKO勝ちのオッズは1.30倍、モロニーのKO勝ちは13倍となっている。 実際に井上、モロニーの両選手と戦った元WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平はWOWOWのインタビューに応え、モロニーについては「特別にスピードがあるとかずば抜けてパンチがあるとか、そういうことは感じませんでしたが、すべてのレベルが高くてスキがない選手」としたが、井上については「井上選手はさらに突き抜けています」と評価。しかし仮にモロニーを普通のチャンピオンとしたら井上選手はスーパーの違いはあるとし、河野は「(モロニーは)ディフェンスがいいので、勝負は終盤まで行くんじゃないでしょうか。それを考えると井上選手の終盤KO勝ちですね」と予想した。 また、日刊スポーツの28日掲載の記事によると、WBSSの決勝で井上と戦ったノニト・ドネアも、モロニーとスパーをした経験も踏まえ「井上が問題なく勝つ」とその理由を詳しく語っている。 さらに、井上と戦い敗れはしたが判定まで戦っている元WBA・IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一は、『内山高志YouTubeチャンネル』で井上のKO勝ちを予想する。 「大方の人が井上君の勝ちを予想していて、その通りになると思います。(井上が)負ける要素は見つからないです。(モロニーが)勝つとしたら、早い回でのヒッティングくらいしかない。井上君は油断とか絶対しないので、隙がないです。後は、どういう技術面を見せて勝つのかというところですね)と、井上の試合内容に期待を膨らませ、試合は「6R以内で終わるんじゃないかな」と述べる。 同じく田口と対談した元WBA世界スーパーフェザー級王者の内山は「(モロニーは)良い選手ですよ。やっぱ河野公平ともやって勝っているし、すごく好戦的で良い選手。でも、尚弥が凄すぎるせいか、何か物足りないなと思ってしまう。とりわけ凄く、抜けている部分はない。尚弥のKO勝ちと思う」と予測。河野が言ったように、良い選手だがずば抜けたところがない。そこがないと井上に勝つのは難しい。いいパンチが当たっても井上はドネア戦で眼窩底骨折しても戦い抜く選手、フロックはないとした。 この一戦はWOWOWで11月1日に、午前11時から生中継、フジでは同日の20時~全国放送される。