【タイ】中古車販売、供給過剰で買い手市場
タイ工業連盟(FTI)自動車部会のウィタワット事務局長は、2024年上半期(1~6月)の中古自動車市場が低迷したと明らかにした。融資規制、景気不振が要因で、供給過剰のため価格は下がっており、買い手市場になっていると指摘。市場は下半期に持ち直すが、25年は再び低迷すると予測している。バンコクポストが2日報じた。 中古車市場の需給を左右する要因となる差し押さえられる自動車の台数は24年に20万台となり、23年の25万台からは減少する見通し。ただし、15万~18万台で推移していた例年の実績は大幅に上回るもよう。FTI自動車部会のユピン部会長によると、差し押さえられた自動車の大半はピックアップトラック。 差し押さえ物件が放出されても、中古車販売業者は販売不振で収入が伸びないため手持ち資金が少なく、在庫を増やせない状況だという。