アジア最高額はどこ!? 代表チーム最新市場価値ランキング1~10位。サッカー日本代表の順位は?
2位:韓国代表
最新FIFAランキング:22位 総市場価値:1億5790万ユーロ(約252億6400万円) 最高額選手:ソン・フンミン、キム・ミンジェ(4500万ユーロ/約72億円) 2位には、7月に2度目の代表監督就任となったホン・ミョンボが率いる韓国代表がランクインした。その総市場価値は1億5790万ユーロ(約252億6400万円)となっている。 このランキングで継続的に上位に名を連ねることができているのは、世界的な選手が何人か招集されているからだ。4500万ユーロ(約72億円)の市場価値を誇るソン・フンミン(トッテナム/イングランド)とキム・ミンジェ(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)、2500万ユーロ(約40億円)のイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン/フランス)の3名はアジアでは別格の存在で、個人能力で局面を解決することができるクオリティを持ち合わせている。 今夏にフェイエノールトへ(オランダ)と移籍したファン・インボムも1000万ユーロ(約16億円)の市場価値を叩き出すなど、彼ら以外にも注目のタレントがいるが、1位になることができなかったのは選手層の薄さだろう。 1000万ユーロ(約16億円)以上の選手は、怪我のために招集外のファン・ヒチャン(ウォルバーハンプトン/イングランド)を含めても5名のみで、今回の代表メンバーのうち市場価値が100万ユーロ(約1億6000万円)に満たない選手が10人もいる。 これはチーム内における実力差がはっきりと分かれていることを意味しており、主力選手が怪我などで出場できなかった際の戦力ダウンは免れないだろう。 韓国代表ほどのチームであればワールドカップ本大会でどれだけの成績が残せるかが勝負であり、アジアの中ではトップクラスの実力があるチームであることは間違いないが、本大会を見据えた際にはやや不安な面もある。
1位:日本代表
最新FIFAランキング:15位 総市場価値:2億8933万ユーロ(約462億9280万円) 最高額選手:久保建英(5000万ユーロ/約80億円) 1位には、FIFAランキングでもアジア1位の15位に名を連ねる日本代表がランクインした。その総市場価値は2億8933万ユーロ(約462億9280万円)となっている。 現在の日本代表の最大の強みは選手層の厚さだろう。11月の代表ウィークに向けては守備の要である冨安健洋(アーセナル/イングランド)とエースの上田綺世(フェイエノールト/オランダ)が怪我のために選外となったが、それでも市場価値ランキングはアジア内ではダントツのトップであり、代わりに出場した選手たちが問題なくその穴を埋めることができている。 11月のインドネシア代表戦では、日本代表の中で最も市場価値が高い久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)に出場機会が訪れることなく4-0の完勝を収めた。何人かの主軸がいない中でもアジアレベルでは敵なしで、最終予選ではグループBの首位を独走している。 久保に続くのが4500万ユーロ(約72億円)と評価された三笘薫(ブライトン/イングランド)で、ASモナコの南野拓実(2000万ユーロ/約32億円)、クリスタル・パレスの鎌田大地、フライブルクの堂安律(以上1800万ユーロ/約28.8億円)と、アジアの中では高額な選手たちが数多く招集されている。 今回のランキングで4位以下にランクインした代表チームの選手に1000万ユーロ(約16億円)の市場価値を記録した選手は一人もいなかったが、日本代表は現メンバーだけで13人もいる。これだけ総合的に市場価値が高騰している要因は、選手が価値の上がりやすい欧州リーグへ続々と移籍しているからだろう。 ただ、気を引き締めなければいけないのは、市場価値はあくまでも第三者が考えた指標の一つであり、チームの強さを表すわけではない。実際に今年初旬に行われたアジアカップではベスト8で敗退しており、森保一体制でのタイトルは2022年のE-1サッカー選手権のみ。目標に掲げたワールドカップ優勝に向けては、まだまだ多くの改善の余地がある。
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