観光学部移転の再考を 鴨川の6団体 城国大側に署名9000筆提出
鴨川市にある城西国際大学観光学部が、令和4年4月から東金市にある同大東金キャンパスに移転されることを受け、鴨川市で同学部を支援する6団体が、同学部移転の再考を求める署名9134筆を集め、同大側に提出した。
同学部協力会(尾形喜啓会長)鴨川学生アパートオーナー会(満田清会長)同市商工会(島田誠一会長)同市観光協会(鈴木健史会長)鴨川観光プラットフォーム(鈴木健史社長)同学部軟式野球部後援会(佐々木義祐会長)の6団体。
鴨川は長い歴史を持つ観光産業都市で、観光を学ぶ場所として最適であると強調。その上で、400人の学生を失うことは、まち全体の活力の低下、地域経済へのマイナス影響が懸念されると指摘し、移転の再考を大学側に強く求める内容で、署名を集めた。
尾形会長と満田会長、島田会長の3人が、亀田郁夫市長とともに東京都千代田区紀尾井町の学校法人城西大学を訪問し、上原明理事長の代理として小野元之理事長特別補佐に、署名を手渡した。
尾形会長は「6つの団体が協力して署名を行い、短期間に多くの賛同を頂くことができた。多数から、観光学部安房キャンパスの重要性や、移転による地域の衰退を心配する声を聞いた。大学側の誠意ある判断を期待します」などと述べた。
小野特別補佐は「9000筆を超える署名を頂き、鴨川市民皆さまの思いを重く受け止めています」などと答えたという。
房日新聞