太陽光発電施設から送電用の銅線ケーブルを盗んだか カンボジア国籍の20代の男3人を逮捕 富山県警など
富山県警と石川県警はことし8月、石川県羽咋市にある太陽光発電施設から送電用の銅線ケーブルを盗んだとして、10日カンボジア国籍の3人を逮捕しました。逮捕されたのはいずれもカンボジア国籍で、群馬県に住む20代の男性3人です。 【写真を見る】太陽光発電施設から送電用の銅線ケーブルを盗んだか カンボジア国籍の20代の男3人を逮捕 富山県警など 警察によりますと、逮捕された3人はことし8月21日午後5時半から22日午前10時までの間、石川県羽咋市にある無人の太陽光発電施設に侵入、銅線ケーブル1800メートルおよそ8.4トン、時価728万円相当を盗んだ疑いが持たれています。 3人は群馬県内のカンボジア人が集まるコミュニティーで出会ったと話しているということです。警察は捜査に支障があるとして、3人の認否を明らかにしていません。 3人はワンボックスカー2台を使用し、ケーブルカッターを使ってケーブルを切断、盗んだものとみられています。車のナンバープレートも付け替えられていて、このナンバープレートも盗んだものである可能性があるということです。 警察はケーブルを売却する目的で盗んだとして、捜査を進めています。 3人はことし9月5日に、パスポートを所持していなかった旅券不携帯で逮捕されていて、調べを進めたところ、今回の窃盗事件が判明しました。 このとき、仲間とみられる男3人が逃走していて、今回の事件にもこの3人が関係しているのかなど共犯や余罪などについても調べています。 警察によりますと富山県内では今年に入ってから9月末までに銅線ケーブルが盗まれる事件が3件起きているということで、事業者に対し防犯カメラの設置など対策を呼びかけています。
チューリップテレビ