オンを彩るアクセサリー、きゃしゃなシルエットがオススメ 重ね付け、アシンメトリーで個性
■ダイヤ輝くポロシャツコーデ 足元はシルバーブーツ
久保さんにアクセサリーを使ったビジネスコーデを実践してもらった。1組目は黒のオールインワンを用いた着こなしだ。 「ダイヤモンドのネックレスやパールのピアスなど、きらびやかな素材のアクセサリーをバランスよく取り入れました。トップスにカジュアルなニットポロ(ニット生地のポロシャツ)を選ぶことで、肩肘張らない雰囲気にまとめました。2024年のトレンドカラーであるバターイエローを取り入れているところもポイントですね」 足元にはシルバーのブーツを着用。アクセサリーと同色のものを選ぶことで統一感を持たせた。 「黒のオールインワンの足元といえば黒のシューズが王道ですが、あえて意外性のある色にしました。アクセサリーの色をシューズや服などで拾うのも着こなしをありきたりに見せないコツですね」
■ベーシックな服に個性派アクセ 重ね付けも
2組目はベストとワイドパンツを使ったコーディネート。2本のブレスレットを巻き付け、存在感のある手元を演出した。 「かっちりとしたビジネスコーデを意識して、ベストやタートルネックのカットソーなどのベーシックなアイテムを選びました。その分、レザーやパールのブレスレットやアシンメトリーなピアスなどを選んで、アクセサリーのデザインにひねりを効かせています」 ブラウンやボルドーなどを中心に用いた、統一感ある色使いにも技術が感じられる。 「深みのある茶系の色で秋らしくまとめました。ゴールドのアクセサリーとも相性がいいですね」 文:山梨幸輝 写真:加藤潤
山梨幸輝
東京出身のライター・編集者。学生時代にファッションブランドで制作アシスタントを経験し、卒業後にフリーランスで活動を開始。雑誌「ポパイ」や「ギンザ」、「ファイン」、「ターザン」などでの執筆のほか、企業のオウンドメディアなどのディレクションも行う。
加藤潤
兵庫県出身のフォトグラファー・ビデオグラファー。幅広いジャンルのWEBメディアや雑誌などで活躍するほか、ファッションブランドのルックやカタログの商品写真、企業の広告用ムービーなども手がける。 ※この記事は「THE NIKKEI MAGAZINE」の記事を再構成して配信しています。