Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

キクラゲ栽培にも情熱 自動車部品製造の佐久間産業業

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
福島民報

 自動車部品製造を手掛ける鏡石町の佐久間産業は食物繊維やビタミンD、鉄分などが豊富に含まれる「キクラゲ」の栽培を進めている。キクラゲ栽培担当を務める同社製造一課長の佐久間一男さん(50)は「ものづくりの情熱はどの業界でも変わらない。キクラゲの魅力を伝え、お客さまが喜ぶ商品をつくる」と意気込む。  今年春には会社敷地内に菌床栽培用ハウスを設置した。約四千個の菌床が並ぶ。キクラゲの成長に最適な湿度80%、気温二〇度程度の状態に保つため、散水装置や暖房機能を備えている。  国内で流通している多くのキクラゲは中国産という。佐久間産業が栽培に乗り出したきっかけは、使わなくなった建屋の再利用と定年退職した従業員の再雇用の場を設けるためだった。キクラゲの栽培は社内意見の一つだった。佐久間さんが栽培キットを購入し、自宅の浴室で育てた。そのキクラゲが社員に好評だったため、新事業として進めることを決めた。

 ぷりぷりこりこりとした食感のキクラゲ。味の主張も少ないため、いろいろな料理に適している。しかし、脇役のイメージが強く、調理方法を知る人は少ないという。  同社では生キクラゲや乾燥キクラゲのほかに、手軽に料理に使用できる粉末状の商品を販売している。今年商品化したつくだ煮も好評だ。商品は鏡石まちの駅「かんかんてらす」などで購入できる。佐久間さんは「キクラゲの魅力を伝え、ファンを増やしていきたい。レシピの紹介や加工品の開発にも力を入れていく」と情熱を燃やす。

【関連記事】