関東第一が決勝進出 先発・成井は「腕は振れていた」7回5安打2失点で貢献
「春季高校野球関東大会・準決勝、関東第一9-2山村学園」(28日、宇都宮清原球場) 関東第一(東京)が七回コールドで山村学園(埼玉)を下し、2年連続で決勝への切符を勝ち取った。 成井颯投手(3年)が力投をみせた。7回を投げきり、5安打2失点(自責点1)。冬の強化練習で直球に磨きをかけ、得意のスライダーを際立たせたという。特訓の成果もあり、この日は7奪三振。「先頭は力みすぎて死球を出してしまったけど、腕は振れていたのでよかった。ファーストストライクを取れるようにしていきたい」と投球を振り返った。 打線は13安打と2桁安打を記録。プロ注目の井坪陽生外野手(3年)が3打数2安打2打点と活躍した。初回に先制点を奪われた直後には、左前適時打を放ち試合を振り出しに戻した。 明日29日は今春センバツで4強入りした浦和学院(埼玉)との決勝が行われる。成井は「浦学に投げたい。明日投げられるように(エースの桝川と)2人で助け合いながら頑張りたい」と初優勝を奪いに行く。