慶應義塾大エースの成長曲線に乗れるか 139キロ右腕擁する近畿地区21世紀枠推薦校
28日、第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕、阪神甲子園球場)に出場する全32校の顔ぶれが決定する。秋季大会の結果などを考慮した上で、全国各地からチームが選出される。そのなかでも毎年注目を集めるのが、21世紀枠の3校だ。 【一覧】センバツ出場校候補と今後の日程 1月28日に出場32校決まる 2022年の近畿地区の21世紀枠推薦校になったのは滋賀県・伊吹。 学校近くにそびえたち、校舎からもその姿が見える伊吹山は、標高1377メートルと滋賀県最高峰。日本百名山にもなっており、積雪量に関して言えば、世界一の記録もあるということで有名な山だ。 そのため、グラウンドにも冬場になれば雪が積もることもあるそうで、この季節の時は目一杯練習できる環境ではないが、限られた中で練習に打ち込む。 県大会では4試合35得点4失点と堅守強打の試合内容でベスト8までたどり着いた。なかでもエース・福井希空投手(2年)は4試合で3完投。県内の強豪・近江相手にも熱投をみせ、存在感を発揮した。 最速139キロを計測する真っすぐを主体に多彩な変化球を操る投手として活躍。全国の舞台でも同様の活躍をみせれば、一躍注目選手に名乗り出ることも十分考えられる。 慶應義塾大の増居 翔太投手(3年)も彦根東時代、3年生の時に出場したセンバツをきっかけに一気にブレークし、現在は東京六大学の注目投手の1人にもなった。 その他にも数多くの逸材が誕生している滋賀県からまた新たなスター候補が誕生することになるのか。午後3時に予定されているセンバツ発表に注目だ。