新作アニメで「キューティーハニー」復活 実写やアニメで色あせない魅力
映画ではないが、2007年、テレビで実写化された「キューティーハニー THE LIVE」(テレビ東京系)でヒロインのハニーを務めたのは原幹恵だった。人気グラドルだった原のドラマ初主演作ということで話題になった。同作はほかに青いハニー・早乙女ミキ(水崎綾女)、白いハニー・剣持ユキ(竹田真恋人)が演じ、3人のハニーを楽しめるのがひとつの特徴だった。約半年間にわたり、全25話が放送されている。 また、冒頭にもあげた2016年の実写映画版「CUTIE HONEY -TEARS-」でハニーを演じたのは、モデル、女優、歌手として人気の西内まりやだった。久々の実写版とあって注目を集めたが、ハニーのコスチュームも胸の谷間を隠したレザーのバトルスーツで、お色気ではなくスタイリッシュさを重視したハニー像は従来からのファンには受け入れられなかったようだ。しかしハニーの一バージョンとして捉えるのであれば、近未来感はよく出ていたし、敵役の石田ニコルとの対決場面は華麗で、2人の美貌が際立っていた。 そして永井氏の作家生活50周年を記念するアニメ化作品の第3弾として作られるのが、「カッコかわいい女の子」がコンセプトという今年登場するアニメ版「Cutie Honey Universe」。シリーズ構成を「うどんの国の金色毛鞠」の高橋ナツコ氏、キャラクターデザインと作画監督を「龍の歯医者」の井関修一氏、アニメーション制作をプロダクションリードが担当し、「フォトカノ」の横山彰利氏が監督を務めるという。すでに発表されている告知映像などを見る限り、アニメ版だけに本来のハニーのイメージを壊すことなく現代によみがえらせることができそうな予感もするが、果たしてどうなるか。