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背番号7を受け継いだ2013年の堂林翔太。「細かいところにこだわり過ぎているのか、それすら分からない」

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広島アスリートマガジン

 今季2度目の3連敗を喫したカープが最下位に転落した。打線が後手に回り、中継ぎ陣も投壊。ファンから力をもらえる本拠地での有観客試合ながら巨人に3タテを許してしまった。 【写真】2012年は全144試合に出場した堂林選手  そんななか一人、気を吐いているのが堂林翔太だ。16日の試合でも持ち味である右中間への本塁打を豪快に叩き込み反撃の狼煙をあげた。5試合連続安打をマークし、堂々と首位打者(.420)の座をキープしている。  そんな堂林も昨季までは、苦悩の連続だった。ここではプロ4年目、背番号が「13」から「7」に変わった2013年シーズンの堂林の声をお届けする。 (『広島アスリートマガジン』2013年9月号掲載) ― シーズンも終盤に突入しますが、堂林選手にとって今季は開幕から苦しい日々が続いているように感じます。 「…苦しいですね。今年はたとえ良い当たりをしても野手の正面を突くことが多いように感じますし、ツイていない打席があります。ただ、全ては自分の打ち方が悪いから野手の正面に行くのだと思いますし、(バットへの力の)伝わり方が悪いので、打球がもうひと伸びしないんだと思います」 ― 春季キャンプから打撃の形が安定せず、シーズンに入ってもスタンスの角度やグリップの位置が日によって変わる状態が続いています。 「今季はこれというものを確立できていません。1月の先乗り自主トレのときから東出さんに『打撃が毎日変わっている』と指摘されていました。自分では同じようにやっているつもりでも、周りから見ると変わっているということは安定していないということ。自分でも分かってはいるんですけど、形にこだわり過ぎているんだと思います。『今日はこっちの方がバットが出るな』とか『この辺に(グリップを)置いた方がバットは出やすいな』とか打撃が日替わりになってしまっています」

― 今季の堂林選手を見ていると、考え過ぎているような表情が多いように感じます。 「昨季より悩んでいるように感じますか? 今考えると、昨季はあまり考えずにのびのびできていたのかもしれませんね。今は『ああでもない、こうでもない、今のはダメだ』と、頭の中を整理できないまま打席に入ってしまうこともあります。考え過ぎて気づいたらフルカウントになっていたこともあるくらいです(苦笑)」 ― 昨季のように、ただがむしゃらにプレーすることはできないのですか? 「がむしゃらにやる前に考えてしまっているんですよ。でも、最近は考えないようにしています。あれだけ悪い成績でオールスター戦に出られたときも、『もう開き直って何かを吸収して帰ろう』と思えたんです。実際に聞きたいことは聞けましたし、試合に出られなくても良いからずっとベンチにいて話を聞いていたいと思ったくらいです」 ― どういった選手と話をしたのですか? 「投手だったら菅野さん(智之・巨人)とよく話しましたし、野手ではノリさん(中村紀洋・DeNA)に聞きました。特にノリさんには昨季と比べたときの変化などについて聞けました。 ― ご自身のイメージと合致していましたか? 「右打者にとっては右手が大事であり、右手で掴みに行く感覚というのは、僕が考えていることと合致していました。右投げ左打ちの選手なら右手は引き手になりますが、僕は右利きで右投げ右打ちなので押し手の右で操作しないと扱えないんですよ。もちろん右肩が前にきてはいけないし、左が弱過ぎてもいけないんですけどね」

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