トランプ氏和平仲介に意欲見せる ロシア領攻撃のウクライナ批判
【ニューヨーク共同】トランプ次期米大統領は12日公表のタイム誌とのインタビューで、ロシアによるウクライナ侵攻で両国軍の犠牲者は依然として多く、戦争は「継続可能ではない」として和平の仲介に意欲を見せた。ウクライナ軍による長射程兵器でのロシア領攻撃が緊張を高めているとして「大きな過ちだ」と批判した。 インタビューは11月25日付。トランプ氏は「私が大統領であったなら、プーチン大統領はウクライナに侵攻しなかっただろう」と強調。「プーチン氏は原油価格をつり上げ、利益を得ることができた。彼は大もうけした」とも語った。 トランプ氏はウクライナ支援には消極的だが、和平に向けて「合意を実現したい」と述べた。ウクライナ軍によるロシア領攻撃には「激しく反対する。状況を悪化させるだけだ」と訴え、バイデン政権は容認すべきでなかったと批判した。 ウクライナ侵攻をより複雑にしている要因の一つとして、北朝鮮軍の派兵に言及した。「私は金正恩朝鮮労働党総書記をよく知っている。とても仲が良い」と個人的関係をアピールした。