野口五郎と岩崎宏美がジョイントコンサート、ステージ共演は30年以上前に一度きり、5000人が楽しむ
歌手の野口五郎(66)と岩崎宏美(63)のジョイントコンサートが1日、東京都内で開かれた。デビュー51年の野口とデビュー47年の岩崎。長く歌謡界をけん引してきた2人が、それぞれのヒット曲やデュエットなど全27曲で5000人のファンを楽しませた。 長いキャリアの2人だが、ステージ共演は30年以上前にミュージカルで共演した一度きり。コンサートでの本格的な共演は昨年、東京などで行った公演が初めてだった。 昨年のジョイントコンサートは、テレビの音楽番組での共演がきっかけになり実現。今回は好評だった昨年の公演の追い風を受けての再びのステージになった。 この日は東京フィルハーモニー交響楽団が2人の歌唱をサポート。勇壮な演奏をバックに、これまでのオリジナル曲とはひと味違った、新たな魅力でファンを魅了した。 ステージは、岩崎が「シンデレラ・ハネムーン」、野口が「オレンジの雨」など、それぞのヒット曲のメドレー歌唱でオープニング。おなじみのヒット曲やJ―POPのヒットナンバーも織り交ぜながら、後半では2人が昨年発売したデュエット曲「好きだなんて言えなかった」などのデュエットでも盛り上げた。 公演前に、2人のヒット曲を多数手掛けた、作曲家の故筒美京平さんの墓前を2人そろって訪れ、公演の成功を祈願したという。 ジョイントコンサートは、5月から全国を回っていていずれも完売の大盛況。8月の追加公演も決まった。野口は「チケットはどこも売れ切れだぜ! もう有頂天です。僕よりノッテる男はいないよ」などと言って笑わせた。
中日スポーツ