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琉球国王の衣装、縫い方に着目し再現 熊谷フサ子さんが那覇市博物館へ寄贈

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琉球新報

 熊谷和・琉裁きもの専門学院(那覇市)の熊谷フサ子院長は16日、那覇市歴史博物館が所蔵する琉球国王の正装を参考に再現した、模作品4点を同博物館へ寄贈した。同博物館の山田葉子学芸員は「琉球王国時代の王衣裳研究の多くはこれまで、模様や素材に注目していた。今回は縫い方が再現され、琉球王国時代の歴史にとって大きな成果の一つとなった」と評価した。  寄贈品は、那覇市歴史博物館収蔵品の王装束(おうしょうぞく)・唐衣裳(とういしょう)と白地胴衣(しろじどぅじん)、袴、裳(も)(裙(くん))の計4領の、縫製を中心に復元した模作品。唐衣裳に使用する材料は本物に近いものを手に入れるため、中国福建省から調達した。だが調達品は化学繊維で作られ、本物の生地や模様と異なっているという。  熊谷院長は「資金不足のため、唐衣裳の材料と出来栄えが不十分だった。時期を見て再度模作して、差し替えができるように努めたい」と述べた。「ぜひ多くの県民に那覇市歴史博物館に来てもらい、手縫い文化にも目を留めてほしい」と来館を呼び掛けた。  山田学芸員は「収蔵品の王衣裳は保存の関係で1年に30日間しか展示できない。今後、熊谷院長の寄贈品を最大限で利活用していきたい」と話した。

琉球新報社

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