県都の駅前再開発事業が本格化 福島県福島市 解体工事着手で安全祈願祭
福島市のJR福島駅東口の駅前再開発事業で、福島駅東口地区市街地再開発組合は4日、現地で解体工事安全祈願祭を執り行った。8月までに解体工事に着手する予定。県都の新しい顔となる再開発ビル整備に向けた動きが本格的に始まった。 祈願祭には関係者ら約50人が出席した。再開発組合の加藤真司理事長、ふくしま未来研究会の佐藤勝三代表理事、木幡浩市長らが玉串をささげた。加藤理事長は「安全最優先で進める」とあいさつ。木幡市長は「関係団体と連携し、中心市街地のにぎわいを取り戻す」と述べた。 再開発事業は事業費約492億円を見込んでいる。敷地面積は約1・4ヘクタール。複合棟には飲食店やホテル、福島駅前交流・集客拠点施設が入る。駐車場棟や住宅棟も整備する。 再開発ビルは2023(令和5)年度に新築工事に着手し、2025年度の完工を予定している。2026年度のグランドオープンを目指す。