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クルコンやファンの作動まで変更可能! もはや「何でもアリ」のいまどきクルマのコンピュータチューンとは

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パワーとフィーリングを高めるために用いられる

 エンジンの空燃比や点火時期を最適化し、低負荷低回転域から高負荷高回転域まで、全域においてパワフルで気持ちよく回ることを目指すのは、エンジンセッティングの基本。そうしたセッティングを、コンピュータのデータを書き換えによって行い、パワーとフィーリングを向上させるいわゆるコンピュータチューンが一般的になって30年。 【写真】「少し車高を下げただけで車検に落ちる」と話題になったスポーツモデル!  パソコンやスマホがめざましく進歩を遂げてきたように、自動車用のコンピュータ、ECU(エンジン コントロール ユニット)、ECM(エンジンコントロールモジュール)も、大きく進化し、コンピュータチューンの効果や範囲も一昔前とはずいぶん違う。  チューニングのメインになるのは、空燃比と点火時期の補正だが、演算処理もデータ容量もかつてとは違い、よりきめ細やかなセッティングができるようになっている。  同時に、ECUチューンでも、パワーだけでなく燃費をはじめとする環境性能への要求が高まっていて、高効率であることが大事な要件になってきている。  それに加え、スピードリミッターのカットや、REVリミットの変更なども、コンピュータチューンの代表的なメニュー。

コンピュータチューンの幅が広がってきている

 また、コンピュータの進化で新たに加わったメニューとしては、 ・可変バルブタイミングの変更 ・電子制御スロットル開閉度の最適化 ・ラジエター電動ファン動作ポイントの変更 ・オートクルーズ設定速度の変更 ・ブースト圧のコントロール(ターボ車)  などがある。  さらにハードによっては、エアコンのマグネットクラッチ等のリレー制御、アンチラグ、ローンチコントロール、データロギング機能までも、コンピュータデータの書き換えでいじれるほど、コンピュータチューンの幅は広がってきている。  極論すればエンジンに関するすべてのことをECUがつかさどっているような状態だが、それだけにそのデータの組み合わせ、味付けは無数にある。  実質的なパワーはもちろん、フィーリング、ドライバビリティ、燃費、排気ガス、耐久性、街乗り、高速道路、サーキット、チョイノリ、ロングドライブ等のあらゆる条件を想定し、何を重視し、どこに落としどころを持ってくるかは、チューナーのセンスとスキル、経験値などで大きく変わるので、ECUチューンでおいしい思いをするのはけっこう大変!?  有名なチューナーならいいというわけではなく、データと実績、信頼性があって研究熱心な腕のいいチューナーを見つけられれば、ローリスク・ハイリターンが期待できるので、ユーザー側もしっかりリサーチしてから、コンピュータチューンを依頼しよう。

藤田竜太

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