【漫画】時を戻せる能力、あと1回… 同窓会で初恋の人からの「好きだった」で決意?
最後の1回、「時を戻した」タイミングは?
主人公の男性・ヒロは、20歳の時に「時をさかのぼる能力」に目覚め、その力によって何度も危機を回避してきました。しかしその能力を使えるのも残り1回。中学校の同窓会に参加したヒロは、当時好きだった女の子と再会し、話をするなかで「最後の1回」を使います……。 【マンガ】「あの頃に戻りたい?」彼女の答えは… 本編を読む 漫画家・福地翼さん(@fukuchi_tsubasa)による創作マンガ『同窓会』がTwitterで公開され、過去の恋を振り返る展開に、読者から「切ない」「素敵」などの声があがりました。また、どのタイミングで能力を使ったのかについて明かされていないため、読者からさまざまな解釈が寄せられました。 作者の福地翼さんに、お話を聞きました。 ーー福地翼さんの漫画家としてのデビューのきっかけを教えて下さい。 子供の頃から漫画家になりたくて、18歳の時に少年誌用に投稿作を描いてまして、完成した時に一番締め切りが近かった「少年サンデー」の漫画賞に送って佳作をいただいたのがきっかけです。その後担当さんがつきまして、『うえきの法則』で連載デビューできました。 ーー『同窓会』のお話はどのようにして生まれましたか? 時々連載の合間に息抜きでTwitterマンガを描き下ろしてるんですが、いつもは10代のラブコメを中心に描いているので、たまには大人の恋愛も描いてみたいな、と。で、「大人になってから初恋を振り返ると大抵切ないよね」っていう僕の偏見から「じゃあ同窓会で初恋の相手に再会してフラれる話にしよう」って。でもただフラれるだけじゃ切なすぎるので、救いを持たせるために「主人公が一歩前に進む話」にしました。 ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。 「最後主人公はどこまで見てから時を戻したんですか?」という質問をいただきまして、僕の中では女の子の「やり直さないかな。みんな何かを抱えて前に進んでるのだから」という言葉を聞いて、ジョッキが倒れる前に戻った……というシナリオのつもりだったんですが、確かにどのタイミングでどこまで戻ったのかを明示していないので、受け取り方はさまざまだろうなと後で気がつきました。何だったら中学の頃まで戻ってやり直したけど結局フラれた、とも取れなくもないですからね。