どんな状況でも貯蓄ができている人の共通点2つ
収入や環境にかかわらず、”いいペース”で貯蓄ができている人の共通点のひとつは「割り切ること」そして「ほどよく手抜きすること」。いったいどういうことなのでしょう。 【画像】どんな状況でも貯蓄ができている人の共通点2つ
割り切りが上手な人は、貯蓄も優秀!?
私たちはふだん、さまざまな情報を目や耳にします。それらの中には当然、役立つもの、助けになるものもあれば、焦ったり落ち込んだりさせられるものも……。とくに、自分にはないものをもっていたり、自分がやりたくてもできないことをやってのけてしまう人の存在を知ると、心が乱れてしまいがちですよね。 じつはこの”モヤモヤした気持ち”をどう処理するかが、貯められる人と貯められない人の大きな分岐点ともいえます。貯められない人に多いのは、まわりと比べて落ち込み、まわりと同じ、またはそれ以上のレベルに見られるように取り繕うため出費を重ねてしまうケース。いくら貯めても満足できず、結局何かの折に取り崩してしまう事態も多いのです。 逆に「人は人、うちはうち」と割り切って、今ある中で最善の暮らしをしていこうと思える人ほど突然の大きな出費にも動じず、貯蓄上手な印象でした。つまり、自分の軸は他人からどう思われるかではなく、自分が決めているということ。 「割り切る」という言葉は、あきらめる、切り捨てるというネガティブな意味で使われる場合もありますが、ここで言いたいのは「背伸びをしすぎず、今できることを大切にする」という前向きな意味合いです。誰かと競うのではなく、家族の幸せのために目標を定めて進んでいく―。その積み重ねが貯蓄という形で表れてくるのです。 家事や子育てにおいても同じ。カンペキを追い求めて必死に頑張るのはやめ、周囲の目を気にせず、わが家のラインを守っていくほうが、ストレスをため込みにくく、いいペースを守っていけるよう。 たとえば…… 「共働きなので、平日の食事はスーパーの惣菜やレンチン料理に頼ることも。待たされるより、食卓がすばやく整うほうが家族もうれしいはず」(F.Tさん・39歳) 「疲れた日は子どもの好きなファストフードですませます。学校給食は偉大だから、1食くらいサボったって栄養バランスにさほど問題が生じるとは思っていません」(M.Kさん・33歳) 「近所の園児がみんな通っているという体操教室、月謝もお高めでうちには無理なので行かせていません。その代わり、ちょっと離れた場所にある広い公園でたっぷり遊ばせています」(A.Sさん・27歳) 「小学6年生の息子にスマホをねだられていますが、まだ早いと断固拒否。わが家の方針なので、まわりは関係ないと伝えたら納得してくれました」(C.Hさん・40歳) ……といったぐあい。