自らを守らないといけない時代…犯罪コメンテーター・佐々木成三さん、闇バイト強盗は「現金奪うだけの素人」
元埼玉県警捜査1課刑事で犯罪コメンテーターの佐々木成三(なるみ)さんが埼玉県春日部市内で講演した。「闇バイト」による犯罪の急増に触れ、「警察が捕まえるだけでは犯罪は止まらない。自らを守らないといけない時代に入った」と、集まった市民に注意を呼びかけた。 【図】「闇バイト」募集はこんな文言で
講演は、同市などが主催した6日の地域安全・暴力排除大会の中で行われた。闇バイトによる犯行について、佐々木さんは「現金を奪うことだけを考える素人だ。家に侵入するため窓ガラスを割って大きな音が出ることをいとわない」と解説した。
被害に遭わないために「高齢者の一人暮らしの家だと思わせないことが大切」と指摘。インターホンには広範囲が映るタイプもあるとし、「宅配業者を装う強盗は周りに4、5人が潜んでいる可能性がある」と、自衛のポイントを解説した。