【50代に絶対読んで欲しい本】ハッとするような言葉に出会う5冊
人は本や映画、ドラマなどからハッとするような言葉に出会うこともある。多方面で活躍するアラフィー世代の女性たちが影響を受けた「本」の言葉をご紹介。 【写真】50代女性に読んでほしいおすすめ本
『話せば、うまくいく。50代からの人生を機嫌よく生きるヒント』
青木さやか 鈴木秀子 時事通信社 ¥1,650 人間の成功は約束されていないけれど、成長は約束されている。――『話せば、うまくいく。』 50歳の青木さやかが91歳のシスターに教わった、人生後半を機嫌よく生きるヒントを集めた一冊。「91歳のシスター鈴木秀子さんに日々の悩みや思考のもち方を聞きました。手前味噌ですが、良本で何度も読み返しています。50代は、経験があり、体力があり、自分の取り扱い方がわかってきた、すばらしい年代。これからをもっと楽しく生きるコツは“感謝”をもつことだ、といわれたことが特に印象に残っています」(青木さやかさん)。
『幸福論』
アラン 神谷幹夫/訳 岩波文庫 ¥1,078 幸福になることはまた、他人に対する義務でもあるのだ。これはあまり人の気づいていないことである。人から愛されるのは幸福な人間だけである、とはいみじくも喝破したものだ。――『幸福論』 具体的な対象に基づく独自の思索を追究した哲学者アランが記した、幸福に関する93のプロポ(哲学断章)。「幸せになることは他人のためにすべきことだ、という考え方を説いています。幸せは伝播し、まわりの人を幸せにするからです。同時に、幸せな人は別の幸せを人に届けることができる。そういう考え方に惹かれます」(高尾美穂さん)。
『あるがままの自分になる』
相川圭子 幻冬舎 ¥1,430 過去や未来に心をつなげるのをやめましょう。時間にとらわれず、「今」にいるのです。――『あるがままの自分になる』 ヨガと瞑想を教えているヨグマタ相川圭子さんが、生きる目的や幸せについて説いた最新刊。「相川さんの本は名言だらけ。私は不安になりやすいので、この人の本を読むと心が安定します。相川さんが講演会で“すべてはイリュージョン”とおっしゃっていて、当時ひどかった花粉症もイリュージョンと思うようにしたら症状が軽減しました。また"宇宙には主語がない" というお話も心に残っています。ネガティブなことをいうと、それには主語がないので自分に戻ってきてしまうそう。悪口などはつつしもうと思いました」(辛酸なめ子さん)。