世界3位の平良達郎が1位の清水を破りベルトへの挑戦をアピール【修斗】
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.7」(11月23日、東京・後楽園ホール)でフライ級世界3位の平良達郎(Theパラエストラ沖縄)が同1位の清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A)を破り、ベルトへの挑戦をアピールした。 この試合は青木真也のABEMAの番組「AOKI PROJECT」で“今一番見たい対戦カード”として青木自らがサステインの坂本一弘代表に直談判し、3月の後楽園大会で開催の予定だったカード。新型コロナウイルスによる影響で大会が中止となったことから8カ月の月日を経て、今回ついに実現することとなった。 清水は元フライ級キング・オブ・パンクラシストで40戦を超えるキャリアを誇るベテラン。平良は2018年のフライ級新人王でプロ戦績6戦6勝と好対照な2人。
試合は1R、ロー、インローで攻撃の糸口を探る平良に、リーチで劣る清水は飛び込んでの左右のフックを当てていく。 2Rに入ると平良はフェイントからタックル。バックを取って引き込んでテイクダウン。バックを制し、4の字ロックでがっちり固めスリーパーを狙っていく。清水が立つが平良は背に乗って、再びグラウンドに。残り時間1分で清水が脱出しスタンドの展開となるが、平良は清水の左フックをかわしスタンドでバックに回るとまたもグラウンドに引き込む。 3Rは清水が右ロー、左フックと打撃で勝負に出るが、平良は左フックを空振りした清水にタックルを仕掛けるなど揺さぶり。清水の飛び込みに右フックをカウンターで合わせるなど、主導権は渡さない。
3-0で平良が判定勝ち
平良のパンチをかいくぐり清水が組み付くも、平良はテイクダウンは許さない。清水が飛び込んでフックを当てるが、平良は左インロー。飛び込む清水をヒザで迎撃する。清水がパンチを放つが、平良は左インローを連打。清水がフックで飛び込むが、かわした平良が倒れた清水の上を取ったところで試合終了のホーンが鳴った。 判定は3-0で平良が勝利。 平良は「まず清水選手、僕との対戦を受けてくれてありがとうございます。こうしてランキング1位の清水さんに僕が勝てるようになったのも松根さんはじめチームのみんなのおかげです。3位の僕が1位の清水さんに勝てたということは、次のベルトをかけた挑戦者のイスをもらってもいいですか? 僕は修斗のチャンピオンになりたいです。次はタイトルマッチで戦いたいです」と王座挑戦をアピールした。