アナタのクルマにも隠れてるかも! 自動車メーカーの隠せない遊び心「隠れウサギ」に「隠れN」に「隠れジープ」!
隠れミッキーのクルマ版を探せ!
ディズニーリゾートのパーク内に、さりげなくミッキーをモチーフにしたいろんなモノが隠されていることから、SNS上でよく話題になる「隠れミッキー」。すぐにわかるものから、場所を聞いたのになかなか見つけられないものまで難易度の幅が広く、大小3つの丸から横顔、ミッキーではなくスティッチなどなど、バラエティ豊かで年々増え続けているのも私たちを楽しませてくれる理由なのだとか。 【画像】スズキ・アルトラパンに隠されていたうさぎのチャームの画像を見る じつはそんな隠れミッキー的な楽しみ方は、クルマでもできることをご存じでしょうか? 自動車メーカーのデザイナーさんたちが、オーナーになってくれる人の笑顔を想像しながら隠したであろう、ブランド名の頭文字だったり、そのクルマのイラストだったり、象徴的なモノのマークだったり、いろんなものが1台のクルマのあちこちに隠されていることがあるのです。今回はそんな、「隠れ◯◯」が楽しいクルマたちをご紹介します。 まず最初は、隠れ◯◯を早くから取り入れてワクワクする世界観を作ってきたスズキ・ラパン。フランス語でウサギを意味するラパンだけに、ウサギのモチーフが隠されているのです。 2008年に登場した2代目ラパンは、1台に50~60羽は隠されていたほどで、いちばん細かいのはファブリックシートの模様の中に隠れているというウサギモチーフ。 3代目になると少しその数は減ったものの、オーナーが使っているうちに「あ、ここにも!」と嬉しくなるような「隠れラパン」が仕込まれています。 また、3代目となって進化したのは、メーター内のデジタル画面にアニメーションとなって現れるラパンたち。これもデザイナーさんがひとつひとつ、シチュエーションに合わせたアニメーションを考えてデザインしたという、ラパン愛があふれたクルマになっています。
デザイナーの遊び心がつまった隠れモチーフ
続いて、こちらもすでに定番となっている感のあるホンダの軽自動車、Nシリーズで見つけることができる「隠れN」。エクステリアの前や後ろをよくよく見ていると……「こんなところに!」と気づく人が多いようです。 1台に何個の隠れNがあるのかは、「オーナーさんの楽しみを奪いたくない」という理由で非公開だそう。これはN-BOXをはじめ、N-WGNやN-ONEなど共通のものもありますが、最新モデルのN-BOX JOYにはなんと、「隠れJOY」もありました。これはほかのN-BOXにはないオリジナルのモチーフですね。 さて、同じくホンダでは、オーナーさんでもなかなか見つけられない隠れ◯◯として、ミドルサイズミニバンのステップワゴンに、「隠れステップワゴン」があります。ちょっと難易度が高く、5年以上乗っているのに知らなかったという人も。というのも、これは通常は見ることのない、ある場所の裏側に入っているからなのです。ホンダの正規ディーラーがブログで公開したことから「うちのもあった」と話題となりました。 なんでも、初代から現行モデルまでのステップワゴンのモチーフが見られるのだとか。また、コンパクトSUVのヴェゼルにも、「隠れヴェゼル」があるのでぜひ見つけてみてください。 そして最後は、タフ&ワイルドなイメージが強いジープのクルマたちにも、じつは隠れ◯◯が仕込んであります。もっとも見つけやすいのは、ジープのフロントマスクの伝統となっている「7スロットグリル」と丸いヘッドライトをアニメ化したようなかわいい「隠れジープ」で、コンパスやラングラー、レネゲードなど、さまざまなジープモデルで見つけることができます。 このほかに、モデルごとに遊び心のある隠れモチーフを仕込んでおり、ラングラーでは足跡や方位磁石と地図など。レネゲードでは蜘蛛の巣などがあります。ジープ初の電気自動車として登場したアベンジャーにもそんな遊び心があって、なんとこちらは立体の隠れモチーフまであるのです。コストも手間もかかるはずなのに、ブランドのサービス精神に感服ですね。 ということで、オーナーさんはもちろん、オーナーでなくてもついつい探したくなってしまう隠れ◯◯たち。自動車メーカーの遊び心が伝わってきてうれしくなりますね。
まるも亜希子