ブーム再燃の“ヘソ出し”超ミニスカルックは、ボディポジティブの脅威? SNSで大論争!
2000年代を象徴するヘソ出しルックが再ブーム!? この流行はボディポジティブの脅威か、それとも新たなムーブメントになりうるのか。活発な議論を呼んでいる。 【画像】世界を圧巻! すべての人がセクシーを楽しむクロップトップとミニスカートルックの数々 美の新しい"アンチスタンダード"は、すでに脅かされている……? 380万人が利用するファッションウェブサイト「Who What Wear」が運営するインスタグラムアカウントにはそんな空気が漂っている。 MTVムービー&TVアワードで女優シドニー・スウィーニーがローカットのミニスカートを履いた投稿写真に寄せられたコメントに注目してみよう。 「ローウエストファッションが流行ると、ボディポジティブが衰退する」 「こうしたファッションの流行は、摂食障害を助長してしまうのでは」 「ローウエストの再ブームは勘弁してほしい。私の身体では無理」…… これらは、ミュウミュウのヘソ出しルックを着たシドニーの投稿写真(6月6日)に寄せられたコメントの一部だ。フォロワーたちは、ボディポジティブ運動の利点がすべて、この2000年代のトレンドの復活によって一掃されるかもしれないと懸念する。果たして、この不安は的を射ているのだろうか……?
ミニスカートが大流行
2021年10月5日、パリ・ファッションウィークの最終日となったこの日、ミュウミュウは切りっぱなしのローカットのマイクロスカートとクロップドトップスのルックを発表した。長年、ハイウエストのカットで覆われていた腹部があらわになったファッション。そのシルエットは、大きなインパクトを与えた。 ニコール・キッドマンが雑誌「ヴァニティ・フェア」の表紙を飾ったのを筆頭に、あらゆるところでミニスカートが再登場し、20世紀初頭のポップスターたちが好んだアイテムが一夜にして再ブームとなった。 かつてのブームと今回との違いは、性別や年齢、体型も対照的な人々が着ていることだ。たとえば、豊満体型で知られるモデル、パロマ・エルセッサーは、雑誌「i-D」の表紙でローウエストのファッションを披露した。だがこれをレアケースとみなすボディポジティブ支持派の心は静まることはなく、フォーラムやSNS上では、徐々にそのシルエットに対抗する姿勢が見え始めている。