【平安S】実力断然テーオーケインズが本命 馬券のカギは当コース最多11勝の幸英明騎手!
関西馬が圧倒的優位! 前走G1&アンタレスS組に要注意!
中央競馬と地方競馬の「交流元年」と言われた1995年。笠松所属のライデンリーダーが4歳牝馬特別を目の覚める様な末脚で制し、桜花賞へ挑戦(4着)。同じ笠松のトミシノポルンガが宝塚記念に出走したのもこの年だった。 【オークス 2022予想】サークルオブライフ過信は禁物? 別路線エリカヴィータ、アートハウスに好機到来!(SPAIA編) 当時秋田県在住だった東北人の私は、岩手・水沢の南部杯で中央馬を待ち構えていたトウケイニセイが忘れられない。デビュー以来41戦連続連対中の本馬。その地元の英雄を破ったのがウインターS、平安S、フェブラリーS(G2)制覇を含む6連勝中のライブリマウントだった。高齢とはいえトウケイニセイが3着に敗れたことは、衝撃と共に新たな時代の幕開けを強烈に感じさせた。 ライブリマウントも通った平安S。2013年より開催が1月から5月に移り、距離が1900mに変更された。そして昨年に続き今年も中京開催。どれだけ過去のデータが役立つかは分からないが、ローテーション上の役割は変わっていないと考え、今回は距離変更後9年間のデータを振り返った。 まずは前走クラス別成績。 G1 [3-1-1-3] G2 [1-1-1-10] G3 [3-6-4-58] オープン特別 [2-1-2-25] 3勝クラス [0-0-0-17] ※海外[0-0-1-1] やはりG1組の実績が抜けている。2020年は東京大賞典1着後に挑んだオメガパフューム、昨年はフェブラリーS13着から巻き返したオーヴェルニュが制している。前走G1組の軽視は禁物だ。 次にG2組。馬券に絡んだ3頭は全てJpn2からの転戦馬だった。 そしてG3組の内訳は、アンタレスS[3-3-3-41]、マーチS[0-2-0-12]、その他[0-1-1-5]となっている。特にアンタレスSからの転戦馬は2013年から2016年まで4年連続で2頭ずつ馬券に絡んでおり、2014年には前走16着のクリノスターオーと前走12着のソロルが連対し、馬連50430円の大穴決着となった。このローテーションは着順不問で覚えておきたい。 オープン特別組は率こそ低いが2018年のサンライズソアや2019年のモズアトラクションなど大敗後でも激走する傾向がある。とは言え、馬券に絡んだ5頭中3頭は重賞勝利歴があり、2017年のグレイトパールもダート戦無敗の4連勝でこのレースに挑んでいた。それなりの実績は必須になる。 次に年齢別成績を振り返る。 4歳 [4-3-1-29] 5歳 [4-2-3-32] 6歳 [1-2-1-27] 7歳 [0-2-3-13] 8歳以上 [0-0-1-13] ダート戦は古豪が息の長い活躍をするイメージだが、このレースは5歳以下の活躍が顕著。また、当日の人気とリンクしやすい点も見逃せず、5歳馬は当日4番人気以内ならば[4-1-2-9]、5番人気以下ならば[0-1-1-23]と結果がハッキリしている。 また7歳以上で馬券に絡んだ6頭の内、7番人気以下は2017年3着のマイネルバイカのみで、その他の5頭は6番人気以内だった。当日の人気も気に留めておきたい。 最後にこのレースは関西馬が圧倒的という事も忘れてはいけない。 関東馬 [0-0-0-29] 関西馬 [9-9-9-85] 関東馬は1頭も馬券に絡めていない。過去にはアジアエクスプレスが1番人気5着と敗れたり、決して人気薄ばかりではない。1800mの時代までさかのぼっても2005年ヒシアトラスの優勝が最後になっている。馬券は関西馬で組み立てたい。