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ことしの路線価発表 高岡市の最高地点がついに…/富山

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チューリップテレビ

 相続税や贈与税の算定基準となる路線価が発表されました。  北陸新幹線の開業効果が落ち着き、全体として横ばい傾向となる一方、高岡市では、ついに路線価の最高地点だった高岡駅前の市街地がトップから陥落しました。  道路に面する1平方メートルあたりの土地の価格を算定した路線価。  金沢国税局は、県内の4314地点で調査し、今年1月1日時点の評価額を発表しました。  その結果、県内で最も路線価が高かいのは、28年連続で富山市桜町一丁目の駅前広場通りで、価格は1平方メートルあたり、49万円です。  価格は去年まで5年連続で上昇していましたが、6年ぶりの横ばいとなりました。  「北陸新幹線の開業効果はピークは過ぎたということなんですが、観光客は依然として堅調に推移していると。路面電車の南北接続もありましたし、今後も大規模なホテルの建設も予定されている、ホテルの需要が高いと」(県不動産鑑定士協会・宮川会長)  南北接続の効果で、富山駅北口では、奥田寿町で6.1パーセント上昇するなど、需要は高まっています。  一方、大きな変化が起きたのは高岡市です。  1973年以来、高岡市の最高地点だった高岡駅前の末広町通り。  価格は、去年より0.5%下がり、28年連続の下落となりましたが、今年48年ぶりにトップの座も明け渡すことに。  中心市街地のにぎわいの核だった大和高岡店の撤退が、決定打となったかたちです。  「高岡駅の東口でマンションとか大型のホテルが建築されてまして、駅自体はかなり良くなってますけど、回遊性というか、なかなか末広町に人通りの流れが及びづらいので、下落が続く可能性がある」(宮川鑑定士)  では、高岡市の最高地点となったのは。  「新高岡駅近くの県道沿いです。あいの風鉄道の高岡駅前に変わって、こちらが新たに路線価の最高地点となりました」(記者)  高岡市で最も路線価が高くなったのは、高岡市京田の県道57号。  価格は、1平方メートルあたり8万2000円で、去年より1.2パーセント上昇しました。  この京田エリアは、北陸新幹線の新高岡駅とイオンモール高岡が近く、東海北陸自動車道や国道8号など主要幹線道路とのアクセスが年々向上していることから、ここ数年、右肩上がりで値を上げてきました。 「大型ショッピングセンターの増床もありました。人通りとか、集客力が年々高まっておりまして、実質的な高岡の中心商業地域という状況になっておりますので、不動産の需要も堅調にみられる」(宮川会長)  このほか、魚津市の最高地点は、これまでと変わらず釈迦堂一丁目の駅前通りで、価格は2年連続の減少。  一方、砺波市の最高路線価は、三島町の国道156号で、4年連続の横ばいです。  そして、今年気になるのは、新型コロナウイルスの影響。  路線価は、1月1日時点の価格のため、感染拡大の影響は反映されていません。  宮川会長は、日銀による低金利政策が続いていることなどから、現状では、不動産の大きな下落はないとみていますが。  「金利情勢、貸し倒れリスクが高まってきますと、金融市場が崩れる。不動産の市場においても、一段大きな落ち込みが、可能性としては残っている」(宮川鑑定士)

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