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海の底にある「失われた大陸」の大きさと形が明らかに

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BUSINESS INSIDER JAPAN

研究者たちは2017年、ニュージーランドとその周辺海域に、ジーランディアと呼ばれる8番目の大陸の存在を確認した。 【全画像をみる】海の底にある「失われた大陸」の大きさと形が明らかに 500万平方キロメートル以上の広さのジーランディアは、現在はその94%が水中にあるため、大陸の範囲をマッピングするのは難しかった。 しかし、研究者たちは、これまでにないほど詳細なジーランディアの地図を発表し、その形状とそれがどのように形成されたのかを明らかにした。 南太平洋の波の下、約1000メートルのところに、失われた8番目の大陸が眠っている。 研究者たちは、水没した陸地の塊を見つけてジーランディア(Zealandia)と名付け、2017年にはそれが大陸だったことを確認した。しかし、彼らは、現在までその正確な範囲を地図にすることができていなかった。 6月22日、ニュージーランドの研究機関、GNSサイエンスの研究者は、これまでにない詳しさで大陸の形状と大きさを地図にしたと発表した。彼らの地図はウェブサイトに掲載され、閲覧者は仮想的に大陸を探索することができる。 「この地図は、ニュージーランドと南西太平洋地域の地質の、正確で完全な最新の画像を提供するために作成した。以前のものよりもよくなっていると思う」と、この研究を率いたニック・モーティマー(Nick Mortimer)は声明で述べている。 モーティマーと彼の同僚は、ジーランディアを取り巻く海底の形状と深さをマッピングし、その構造やプレートのどこに位置しているかを明らかにした。また、この地図は、ジーランディアがどのように形成されたかについても新しい情報をもたらしている。

広さ500万平方キロメートルの海底大陸

ジーランディアの面積は約500万平方キロメートルで、大まかに言ってオーストラリア大陸の約半分のサイズだ。 しかし、海面から上にあるのは、そのわずか6%で、それはニュージーランドの北島と南島、ニューカレドニアの島々だ。残りは海中にあり、ジーランディアの調査を困難にしている。 沈んだ大陸を理解するために、モーティマーと彼のチームは、ジーランディアとその周辺の海底の地図を作成した。彼らが作成した海底地形図(下の画像)は、大陸の山や尾根が水面に向かっていかに高くそびえているかを示している。 また、海岸線、領海、海底の主な特徴も描かれている。この地図は、2030年までに地球のすべて海底を地図化するという世界的な取り組みの一環で作られた。 GNSの研究者たちが作成した2つ目の地図(下の画像)は、海底大陸を構成する地殻の種類、その地殻の年代、主要な断層を明らかにしている。大陸地殻(陸地を形成する古くて厚い地殻)は赤、オレンジ、黄、茶で表示されている。若い海洋地殻は青で示されている。赤い三角は火山の位置だ。 この地図はまた、ジーランディアがプレートのどこにあるのか、どのプレートが沈み込んで他のプレートの下に入っているのか、そしてその動きがどのくらいの速さで起こっているのかも明らかにしている。 現在のジーランディアの構造を研究することで、この大陸がそもそもどのように形成されたのかを知る手がかりが得られるだろう。

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