群馬県太田市へ本社を移転した日本ミシュランタイヤ 移転1周年でわかったさまざまな“進化”とは
2023年8月に本社機能を群馬県に移した日本ミシュランタイヤ
日本ミシュランタイヤは、日本における事業開始の地である群馬県太田市へ、2023年8月に本社機能を移転しました。2024年10月には、コラボレーションを創出する新社屋「PARK棟」の開所式を開催。人・利益・地球の価値創造のもとに社員が提案する自由な働き方を実現する場を目指すとのことです。 【画像】タイヤメーカーのオフィスに見えない! 日本ミシュランタイヤの超オシャレなオフィスを見る(22枚)
同年11月、日本ミシュランタイヤが群馬県太田市に本社機能移転してから1周年の「進化」を実際に知ることができる、記者発表会が同本社で開催されました。 日本ミシュランタイヤ本社のPARK棟は、「つながる」「出会う」「ひらめく」のすべてができる空間・場所がテーマ。社員が楽しく集まれるようにという思いを取り入れて設計された建物です。建築コンテナを採用した立体的かつ個性的な外観は、それだけで一歩先の自由な働き方が想像できるように感じさせます。 中に入ってみると、壁や仕切りがほとんどなく、大きな吹き抜けの開放感ある空間と、そのまわりと上階に小さなスペースを多く配置することで、立体的に人の視線が交わりやすい工夫が感じられます。小上がりのような和室もあり、日本人にはホッとひと息つける場所、海外から来日した人には日本文化に触れてもらえるようなスペースです。 このPARK棟は、環境にも配慮したデザインや施工となっています。その特徴として、部材点数を削減するシンプルで無駄のない構造としていること、部分的に下地処理のみで内装を仕上げ、壁紙や接着剤を廃してメンテナンスのしやすさに配慮していること、シルバー塗装の外装や屋根処理によって、遮熱効果を高めていることなどが挙げられます。設計・施工は群馬県内の事業者に発注しており、輸送時のCO2削減などにも配慮しているとのことです。
本社機能を群馬県に移した背景とは
そんな空間で行われた記者発表会は、冒頭で日本ミシュランタイヤの須藤元(げん)社長より、移転1周年でわかったさまざまな「進化」が語られました。